インド・タイ料理の店「アジアンコ」（品川区北品川1、TEL 03-4363-1926）が北品川本通り商店街にオープンして3カ月がたつ。経営はFishtail（新宿区）。

「アジアンコ」内観

　インドカレー店「マナカマナ」跡にオープンした同店。席数は34席。インドで20年以上料理人として働いてきたシェフともう一人の調理スタッフが、インド料理とタイ料理を提供する。

　ネパール出身のスタッフ、アチャリャ・スバスさんは約8年前に来日し、飲食店などで経験を積んだという。「戦後の復興を実現した日本人の働き方に感銘を受け、『日本で接客業を学びたい』と考えた」と話す。

　オープンの経緯について、スバスさんは「北品川近辺でインドカレーを提供する店はあっても、併せてタイ料理を提供する店はなかった。多国籍の料理を提供するスタイルと豊富なメニューで広くニーズに応えたい」と意気込む。

　カレーのランチセットメニューは、サラダとドリンク、ナンまたはライス付き（800～900円）。カレーはキーマやバターチキンなど8種類から選ぶ。日替わりカレーは、インドの鶏料理「チキンティッカ」付きのセット（950円）を用意する。タイ料理はパッタイのセットやガパオライスのセット（以上900円）など。セットに付くドリンクは、ラッシーやホットチャイ、ウーロン茶などから1種類を選ぶ。

　グランドメニューは、サラダやスープ、カレー、鶏料理、前菜などをそろえる。インド風じゃがいも天ぷら「アルパコダ」（490円）、タイの鶏串焼き「ガイサテ」（900円）、ネパールの丸いギョーザ「モモ」（650円）など、アジアの料理を用意。2種類のカレーに、ナンまたはライス、タンドリーチキン、シークケバブ、サラダ、ドリンク、デザートを付けるインドカレーセット（1,290円）も提供する。

　ドリンクメニューは、生ビール（390円）、ネパールアイスビール、シンハービール（以上600円）、ワイン（グラス＝400円、ボトル＝1,800円）、サワー（450円～）、ハイボール（250円～）、焼酎（グラス＝450円～、ボトル＝2,800円～）、カクテル（500円）、ソフトドリンク（250円～）など。

　スバスさんは「タイやネパールの料理をつまみにお酒を飲んでもいいし、インドカレーのセットで食事だけ楽しんでもいい。昼夜を通してのさまざまな利用に応えられるよう、メニューを多くと意識した。日本人のお客さんにたくさん来てもらえる店にしたい」と話す。

　営業時間は、11時～15時、17時～23時。テイクアウト可、各デリバリーサービスに対応。