飲食イベント「不動前ほおバルよくバルはしご酒」が10月20日~22日、東急目黒線・不動前駅周辺で開催される。主催は不動前駅通り商店街振興組合。協力はチョーヤ梅酒(大阪府)。
同イベントは2015(平成27)年に始まり、3年ぶり6回目。不動前駅周辺店舗の認知度アップと地域の活性化を目的としている。
同組合のメンバーでレストラン&カフェバー「アミティー」(品川区西五反田5)の店長・遠山健二さんは「お酒を中心にしつつも、食事やスイーツなど気軽に立ち寄ってもらえるメニューを各店が用意している」と話す。
飲食店を中心に、不動前駅周辺の41店舗が参加する。串焼き店「牡丹(ぼたん)」、居酒屋「権兵衛」、ビアバー「TRIGGER(トリガー)」、そば店「あざみ」、初参加のピッツェリア「Yuu's PIZZA(ユウズ ピッツァ)」や洋菓子店「equilibre(エキリーブル)」など。そのほか、「中野屋書店」は文具、「山本生花店」は花束、「十字屋靴店」は靴の修理サービスをそれぞれ販売・提供する。
参加者は3枚つづりのバルチケットを購入し、各店舗で1枚ずつ利用する仕組み。食事や買い物など、利用内容は店により異なる。チケットは、参加店舗または駅前商店街事務所で販売する。同商店街の公式LINEからもチケット購入を予約できる。
新たな試みとして、ステージイベント「不動前バル劇場」を21日に開催する。第四日野小学校(西五反田4)の体育館では、柳家緑也(ろくや)さんの落語を上演。同校東門内と同商店街の一部路上では、ココナッツ山本さんによる大道芸のパフォーマンスや「Spoon Knight Trio(スプーン・ナイト・トリオ)」による演奏を披露する。氷川神社(西五反田5)を拠点に活動する「桐若囃子(きりわかはやし)保存会」の演奏も。開催時間は16時~19時。
17日から3日間は、不動前駅前で山形県西川町と共同で「月山産直市」を開く。開催時間は18日=10時~19時、19日=10時~13時。
「西川町は、かつて不動前にあった飲食店とのつながりで交流が生まれた町。定期的に産直市を続けてきたが、こちらもコロナ禍で約3年ぶりに再開した。はしご酒と開催時期が重なるのは初めて。併せて楽しんでほしい」と遠山さん。「この3年で、不動前にはテイクアウト文化が定着し、特に夕方は飲食店が店頭販売する総菜を仕事帰りに求める人の姿が日常的に見られるようになった。地域に若い人やファミリーが増えていると感じる。はしご酒が商店街をより楽しむきっかけになれば」と笑顔を見せる。
開催時間は各店舗の営業時間により異なる。バルチケットは前売り(19日まで)=3,000円、当日=3,300円。残ったチケットは、11月13日まで1枚1,000円の買い物券として同商店街加盟店で利用できる。