「大崎コミックシェルター2022冬」が12月30日・31日、JR・りんかい線大崎駅南改札口付近の特設テントで開催される。主催は、大崎コミックシェルター実行委員会と大崎駅西口商店会新規事業室。
2021年冬開催時の様子(写真提供=大崎コミックシェルター実行委員会)
毎年夏と冬に東京ビッグサイト(江東区)で開かれる同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」に合わせて実施する同イベント。JR山手線とりんかい線の乗換駅である大崎駅をコミケ参加者にアピールするため、地元マスコットキャラクターの大崎一番太郎が発案した。オンライン開催を含め、今回で19回目。
大崎駅南改札出口の本部テントでは、会場近辺の店舗や施設で使えるクーポン付きのチラシを配布し、無料でほうじ茶を振る舞う。コミケで購入した同人誌などを提示した来場者には特典として、表に山手線E235系、裏に大崎駅西口商店街の情報を記載した「電車カード」や、日本酒などを進呈する。「ご当地Vtuber」のフリーペーパー配布コーナーや、おしるこ、綿あめ、乾物などの販売も。
「駅前徒歩2秒の同人誌即売会」では、30日に「おもしろ同人誌バザール」の協力による情報系同人誌即売会を、31日にコミックシェルター実行委員会が運営するオールジャンル同人誌即売会を行う。出店数は、30日=90サークル、31日=40サークル。
同委員会主催の即売会は今夏のイベント開催時に実施予定だったが、台風で中止になったため、今回が初となる。実行委員会の綱島竜太さんは「情報系以外に全年齢オールジャンルの即売会を開催することで、より広い層にアピールしていきたい」と話す。
本部テントでは、大崎一番太郎の声優を務める山口勝平さんが、初の著書「勝平大百科」のサイン入り本を手売りする。同書は、これまで山口さんが演じてきたキャラクターについて記した一冊。
イベント期間中はJR大崎駅構内放送のジャック企画を展開する。山口さんをはじめ、声優の中谷一博さん、林りんこさん、地方創生バーチャルタレントグループ「VRegion(ぶいりーじょん)」メンバーの三ツ矢凪さん、海月(くらげ)ぴなさんが声で出演する。
「今回のチラシを飾るのはVRegionのメンバーで、大崎のご当地キャラ以外は初。新しい取り組みによって、イベントを広げていきたい。これからも進化していくコミシェルを面白がってもらえたら」と綱島さん。大崎一番太郎は「再開発とか台風とか大寒波とか、毎回熾烈(しれつ)な困難を乗り越えて開催できるのも参加してくれるみんなのおかげ! 今年の年末も大崎をよろしくね!」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~17時。