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品川区内の商店街で「電車カード」配布 鉄道6事業者が協力、子育て世代に向けて

品川区商店街連合会の榎田陽子さん

品川区商店街連合会の榎田陽子さん

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 「鉄道開業150年 しながわ電車×商店街カードキャンペーン」が現在、区内商店街で行われている。企画・製作は品川区商店街連合会(品川区西品川1)。

「電車カード」の一部、左列上から東京モノレール2000形、京急イエローハッピートレイン1000形、東急電鉄池上線きになる電車1000系。右列上から青物横丁商店街振興組合、桜新道共栄会、戸越銀座銀六商店街振興組合。

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 「商店街カード」は武蔵小山商店街パルム(小山3)が2018(平成30年)年に始めた取り組み。「キャラクター編」「アーケード編」などのシリーズがあり、同商店街の歴史や豆知識をトレーディングカード形式で紹介する。

 今回のキャンペーンは、品川区内全域の商店街で実施する。開催の経緯について、同連合会の玉野浩太郎さんは、「今年は鉄道開業150周年。品川区の商店街は駅近くで発展したところが多く、鉄道と商店街の関係に注目する企画」と話す。

 配布する「電車編」の商店街カードは全32種類で、表面に品川区内を走る路線の車両、裏面に区内商店街の情報を記載する。区内の28商店街が参加し、キャンペーンポスターを掲出する店舗への来訪で進呈する。1人1枚まで。今後はイベント会場限定の「プレミアムカード」も配布予定。カードに使う写真は、京急電鉄、JR東海、JR東日本、東急電鉄、東京モノレール、都営交通の鉄道6事業者が提供した。

 主なターゲットは子育て世代。同連合会の榎田陽子さんは「品川区は子育て世代の人口が増えている。商店街の主な利用者は50代以上が多いので、電車好きな子を持つ親が商店街のお店を訪れる機会を作りたい」と話す。

 「自分の子も電車が大好きで、それも企画した背景の一つ」と榎田さん。「自身の経験だが、子育て中は遠出が難しく、近所に目が向きやすい。地元の商店街にはいいお店や面白いイベントがあり、近場で楽しめるということを電車カードをきっかけに知ってもらえたら」と来街を呼びかける。

 カードの配布は2月28日まで。配布店舗やプレミアムカードの詳細は、品川区商店街連合会のホームページで告知する。

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