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武蔵小山商店街で「商店街カード」第2弾配布開始 商店街の歴史をテーマに

武蔵小山商店街振興組合の西山湧大さん

武蔵小山商店街振興組合の西山湧大さん

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 トレーディングカード型パンフレット「商店街カード」第2弾の配布が4月3日、武蔵小山商店街パルムで始まった。

第1弾(上)と第2弾の商店街カード

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 武蔵小山商店街振興組合(品川区小山3、TEL 03-3786-1001)が中心となって製作。商店街の認知拡大などを目的とし、商店街をさまざまな切り口から見せるようにテーマを設定した。第1弾は「キャラクター編」と題し、商店街のマスコットキャラクター・パムとパルをデザインし、裏面にはキャラクタープロフィルなどの詳細情報を記載。第2弾は歴史に焦点を当て、商店街のアーケードの移り変わりを記録したという。

 カードは「特殊」「イベント」「店舗」「歴史」の4タイプを設定し、種類ごとに色を分けた。カード表面の右上にはアイコンをデザインし、色とアイコンを組み合わせることで内容をイメージしやすくなるようにこだわったという。ノーマルカードに加え、特別な方法で手に入るレアカードの用意も。

 第2弾のカードは、4月3日~14日に開催している商店街イベント「ムサコフェス」で配布する。武蔵小山商店街専用アプリ「パルムクラブ」のクーポンを、パルム会館1階のサービスカウンターで提示することで、カードを受け取ることができる。レアカードは、10日、14日に登場するマスコットキャラクター・パムとパルが持っている4桁の解除コードをクーポン画面で入力することで入手できる。今後は毎月10日の「パルムの日」にも配布予定。

 立案の経緯について、同組合の西山湧大さんは「これまで当商店街オリジナルの土産は少なかった。下水道広報プラットフォームが製作する『マンホールカード』などの実例に倣い、買い物以外の付加価値として、商店街を訪れた記念になるカードを企画した。企画からデザインは、ほぼ全て私が手掛けているので形にできて感慨深い」と話す。

 第1弾は800枚を印刷し、4月4日時点で130枚を配布した。第2弾はノーマルカード、レアカード合わせて、計700枚を印刷したという。「配布を始めてから、カード目当てに商店街に訪れる人が増えた。カードはあくまでコレクション用で買い物が得になるクーポン要素はないが、勘違いする方がまだ多くいらっしゃるようだ」(西山さん)

 「カードを通じて商店街の風景や歴史をより多くの人に知ってもらい、商店街をもっと好きになってもらえたらうれしい。コレクターにも喜んでいただけるのでは」と西山さん。「今後はほかの商店街とも連携し、各地域の商店街カードを展開したい。カードが商店街を盛り上げ、地元愛をつなげるきっかけになれば」と笑顔を見せる。

 配布タイミングはホームページで告知する。

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