「Made in ピエール・エルメ」(港区港南2)が、JR品川駅直結のアトレ品川2階にオープンして2カ月がたつ。運営はラガルデール・トラベル・リテール(港区)。
同ブランドは、フランス人パティシエのピエール・エルメさんが手がけるパティスリー「PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール・エルメ・パリ)」のコンセプトショップで、日本各地の食品や生産者に注目する。店舗面積は約5坪。
広報担当の小山薫さんは、開店のきっかけについて「品川は羽田空港へ向かう方が多く利用するため、ビジネスパーソンから観光客まで、多様な方にブランドを知ってもらういい機会になると考えた。空港での出店経験はあるが、一歩離れた場所でどれだけお客さまにニーズがあるのかも知りたかった」と話す。
販売商品のマカロン(3個=1,566円、6個=2,862円、10個=4,050円)は、佐賀県嬉野のほうじ茶を使ったフレーバーや、白みそとレモンを合わせたフレーバーなどを用意する。「メープルのロールケーキ」(594円)、「チョコレート&オレンジのパウンドケーキ」(1,728円)、「ラング ド シャ」(12個=2,484円)、チョコレートクランチ「クラクラック」(12個=2,160円)などもそろえる。
国内の生産者とコラボレーションした商品も販売する。GOOD MORNING FARM(愛知県)の野菜を使ったピクルス(1,458円~)や、グラッツェミーレ(高知市)の野菜を原材料としたドレッシング(各種648円)ほか、「とれたてたまごの店 ココテラス」(愛知県)の「たまご農家のこだわりマヨネーズ」(1,026円)、「江の浦海苔本舗」(福岡県)の「塩のり」(648円)など。
小山さんは「ピエール・エルメ・パリの世界進出1店舗目は日本だった。ピエール・エルメ本人も日本が大好きで、全国各地の食材にとても興味を持っている。生産者と一緒に開発した商品を販売することで、作り手の思いを伝えていきたい」とほほ笑む。
営業時間は10時~21時。定休日は同館に準ずる。2023年4月30日までの予定。