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荏原エリアに和菓子店「菓子や彦一」 静岡から移転、店主は大道芸人の顔も

店主の彦一さん

店主の彦一さん

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 和菓子店「菓子や彦一」(品川区荏原1)が荏原第一中学校近くの路地裏にオープンして1カ月がたった。

「千代寿もなか」

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 店舗は倉庫跡を全面改装して利用する。テイクアウトのみで、店舗面積は5坪。

 店主の彦一さんは、大道芸人と和菓子職人を兼業する。「彦一団子」の名でジャグリング芸を全国各地で披露し、数々の大道芸コンテストに出場している。一方、幼い頃から餅や団子が好きで、和菓子の専門学校卒業後、東京と静岡・牧之原の和菓子店で修業。2010(平成22)年に静岡市内で「菓子や彦一」を開業した。

 彦一さんは、店舗移転の経緯について「環境を変えて経験を積みたいと考え、東京に進出した。荏原エリアは、都心部ながら下町のような雰囲気を感じて気に入った」と話す。

 和菓子は、「千代寿(ちよじゅ)もなか」(2個=460円、4個=880円、6個=1,260円)、「完熟いちご大福」(280円)、「豆豆大福」、黒糖どら焼き「くろどら」(以上180円)、栗入りの黒糖どら焼き「くりどら」(240円)を提供する。

 「地域によって好まれる和菓子が異なることを実感している。静岡ではいちご大福や大判焼きが、東京では豆大福ともなかが人気」と彦一さん。「今後は店内で少人数制の和菓子作り体験を実施したい。今は和菓子を自分なりに突き詰め、ベストな状態に近づけている。特に大福やもなかは昔から好きで、当店の品には自信がある。お客さんに和菓子の魅力を再発見してもらえたら」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。月曜定休。

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