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大井町に「麺処 いそ平」 居酒屋から業態変更、具6種の「社長」ラーメンも

社長の佐藤孝さん

社長の佐藤孝さん

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 ラーメン店「麺処(めんどころ) いそ平」(品川区二葉1、TEL 03-6426-7527)が大井町駅近くの三間通り沿いにオープンして1カ月がたった。経営は大井町エリアを中心に居酒屋「磯平」や焼肉店を手がけるサワ(大井1)。

ラーメン「社長(全部入り)」

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 居酒屋「磯平 二葉町店」跡を全面改装してオープンした同店。店舗面積は14坪。座席は、カウンター7席、テーブル8席。内装は温かみのある木目を用い、和風の落ち着いた雰囲気を大切にしたという。

 店長を務めるのは、ラーメン店を経営したことがある森洋介さん。コロナ禍で客足が減って店のリニューアルを考えていたところ、森さんから新業態についてのアイデアを聞いたという同社社長の佐藤孝さんは「森さんとは出会ったばかりだったが、熱意が伝わった。森さんを店長に、業態変更して勝負に出た」と話す。

 コンセプトに「懐かしさや温かみを感じるラーメン」を掲げる。だしは白口と背黒の煮干しやカツオ、鶏ガラを中心にブレンドし、麺は「はやし製麺所」(二葉1)の中細麺を使う。森さんは「大量の材料を短時間で抽出することで、煮干し特有の臭みやえぐみなどの雑味をなくし、香りを際立たせている。通常よりもコストはかかるが、温故知新の精神で昔ながらの味に磨きをかけた」と話す。

 看板メニューの「社長(全部入り)」(1,300円)は、チャーシューや味玉など6種類の具をのせる。トッピングの具材が多いことから、「味の磯平」(大井1)で提供する数種類の具材入りの牛モツ煮込み「社長」にちなみ、同名で提供するという。「塩そば」(850円)や若者向けを意識したという「脂にぼしそば」(900円)、「小川畜産 総本店」(二葉2)から仕入れた肉を使った「豚丼」(300円)のほか、14時以降限定で「濃厚煮干しそば」(900円)や「元祖 すり鉢 焼き味噌(みそ)ラーメン」(950円)も。

 トッピングは、「肉」(300円)や味玉、メンマ(以上100円)、「麺大盛」(150円)をそろえる。

 ドリンクメニューはビール(500円)や「角ハイボール」、レモンサワー(以上400円)、「黒烏龍茶」、コーラ(以上200円)を用意する。

 佐藤さんは「『もう一口飲みたいスープ』を目指しており、香りの良さには自信がある。食べに来て確かめてほしい。『元祖 石焼 つけ麺』『ふらの和牛ラーメン』など新商品の開発も進めている。地元の人に愛されることで大井町エリアを盛り上げられたら」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~20時。日曜定休。

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