パン店「ふもぱん」(品川区二葉2)が西大井駅近くにオープンして3カ月がたつ。
岩井久美子さんと夫の宏聡さんが2人で営む。久美子さんは約20年、複数のベーカリーでパン作りの経験を積んだという。同じくパン職人の宏聡さんと共に働いていたパン店の閉店をきっかけに、夫婦で独立することを決めた。「出店エリアは、パン店が少ない西大井を選んだ」と久美子さん。
店名は「ふわふわでもふもふしたものを触ると癒やされる」ことから、パンで人々を癒やしたいという思いで付けたという。店舗面積は約7.5坪。テイクアウトのみ。
同店は「シンプル・イズ・ベスト」をモットーに掲げ、30種類以上のパンを1日400個以上提供する。「フランスパンが大好きなので、専門店を開きたい気持ちもあった。しかし、西大井は子どもや年配の方が多い地域。ハード系だけでなく、いろいろな種類のパンを提供している」と久美子さん。客からの要望を基に、レシピを開発することもあるという。
看板メニューは、フランス産小麦を使った「バゲット」(250円)。以前働いていた店のレシピを譲り受け、フランス現地の味を再現しているという。食パンは、スタンダードな「食パン」(250円)と国産小麦を使ってもっちりとした食感に仕上げた「ロビン」(350円)を用意する。
そのほか「甘口カレーパン」「辛口カレーパン」(以上180円)、「クロワッサン」「明太(めんたい)フランス」「ガーリックフランス」(以上200円)、「ベーコンエピ」(220円)などの総菜パンや、「メロンパン」(140円)、「クリームパン」(150円)、「小倉あんぱん」「コロネ」(以上160円)などの菓子パンもそろえる。月曜・金曜限定の「Wクリームクロワッサン」(280円)など、曜日限定のパンも販売する。
「老若男女問わず、地域の人たちみんなに愛されるようなパン店になりたい」と宏聡さん。久美子さんは「今はスタンダードなパンが多いが、今後はオリジナルメニューも増やしていく予定。たくさんのパンを用意しているので、買いに来てほしい」とほほ笑む。
営業時間は、7時~13時30分、14時~16時。水曜定休。