「焼き鳥 津田」(品川区西五反田5、TEL 03-6684-7347)が不動前駅近くにオープンして2カ月がたった。
物件は、新聞販売所跡を改装して利用する。店舗面積は10坪。席数はカウンター=12席。店内の壁はグレーで統一し、経年劣化による味わいを雰囲気として取り入れるため、床材は改装前のものを残した。店内には1970年代の洋楽などを流す。
店主の津田勇士(たけひと)さんは、用賀の焼き鳥店「山本屋」と学芸大学の焼き鳥店で計7年修業し、独立した。「近隣エリアに住んでいたこともあり、武蔵小山周辺や東横線沿線で物件を探していた。もっと早くに出店するつもりだったが、物件が決まらずタイミングを見計らっていた」と話す。直近まで同じ焼き鳥店で働いていた大森大輔さんと一緒に店を運営する。
焼き鳥は、お任せかアラカルトで注文できる。さび焼き、ハツ、砂肝、つくね、かしわ、血肝、ぼん、かっぱ、手羽先など。価格は、7本=2,200円、10本=3,300円。鶏肉は「つくば茜(あかね)鶏」を使う。「白レバーパテ」「ピーマン肉みそ」「卵黄のタレ漬け」「クリームチーズの味噌(みそ)漬け」などの一品料理も用意する。「最近はコースのみ提供する焼き鳥店が増え、アラカルトで頼める店が減ってきていると感じる。好き嫌いのある人もいるし、門戸を広げる意味でも選べるようにした」と津田さん。
ドリンクメニューは、生ビール「キリンハートランド」、「キリンクラシックラガー」(以上700円)、ノンアルコールビール(600円)、生レモンサワー、梅干しサワー(以上700円)、ハイボール(600円)、日本酒、グラスワインなどをそろえる。客単価は5,000円~6,000円。
「オープンしたばかりだが、再び来店してくれるお客さんもいてうれしい。ちゃんとしたもの出せているんだな、と安心している」と津田さん。大森さんは「大衆店のようなガヤガヤとした雰囲気ではなく、高級店のようにかっちり型にはまったスタイルでもない、この店の雰囲気を気に入ってくれているのでは」と話す。
営業時間は17時~23時。日曜、隔週月曜定休。