カフェ・ジェラート店「ファブリカf’エッフェ」(品川区北品川1、TEL 03-6277-7580)が北品川駅近くにオープンして1カ月がたった。経営は飲食事業や催事を手がけるフォルトゥーナ(港区芝浦3)。
ジェラート(ピスタチオ、北海道ミルク、フランボワーズミルク)
同社は現在、都内を中心にイタリアバール「バール・デルソーレ」8店と「ジェラテリア・デルソーレ」(横浜市)を運営する。創業メンバーは、1980年代からジェラートの製造を研究しているという。
同店は、「ジェラテリア 麻布ファブリカ」(港区)を移転し、BtoB事業を中心に商品開発や製造の拠点として運営する新業態。1階で製品の製造、2階はイートインスペースとして20席を設けるほか、7月からは「フォルトゥーナ・アカデミア」として業界向けのセミナー会場、地域に向けた貸し出しスペースとして活用する。店舗面積は1階と2階合わせて40坪。
1階では、製造したスイーツを直売する。出来たてを提供するジェラートは、月替わりのフレーバー10種類を用意する。6月のラインナップは、マンゴーや黒蜜きなこ、イタリアンチェリーを使った「リーベスアマレーナ」、チョコレートやいちご、湘南ゴールドシャーベット、ピスタチオ、「北海道ミルク」、ココナッツ、3種の果物を使った「ベリーベリー」で、シングル=400円、ダブル=500円。プリンやコーヒー味のパンナコッタ、チーズケーキ、ティラミス(以上、450~550円)なども提供予定。
ドリンクメニューは、「エスプレッソ(シングル)」(200円)、「ドリップコーヒー」(500円)、「YOGAピーチ」(300円)などをそろえ、7月からメニューを増やす。
同社副社長の寺山則義さんは、「お客さまの声を商品開発に生かしていきたい。食品ロスとなっている果物や野菜を活用し、生産・製造・流通が連携した6次産業化による商品づくりにも取り組んでいく」と話す。店長の福田靖子さんは、「お子さま連れから若いカップル、年配の方まで、近隣からのお客さんが多い。地域の人たちとのつながりを大事に、街全体が盛り上がる手助けができたらうれしい」とほほ笑む。
営業時間は11時~18時。月曜定休。