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延山小学校で「しょうちゃん祭り」初開催へ 入場は無料チケットの事前予約制

「しょうちゃん祭り」を企画した發智(ほっち)敬子さん。会場の延山小学校の前で

「しょうちゃん祭り」を企画した發智(ほっち)敬子さん。会場の延山小学校の前で

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 「しょうちゃん祭り 2023」が9月9日、延山小学校(品川区西中延2)の校庭で初開催される。企画・運営は、延山小学校に通う子どもを持つ保護者や有志で結成された、えばら子ども未来創生会。

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 「昭和通り商店街盆踊り大会」の運営団体のメンバーが高齢化し、2019年に終了したことをきっかけに企画した同祭。発案者の發智(ほっち)敬子さんは「昭和通り商店街の盆踊り大会に子どもたちと参加し、地域のつながりの良さを強く実感した。2019年で終わってしまった祭りを、形を変えてでも続けたいと考えた」と話す。

 コンセプトは「令和の昭和通り商店街」。校庭の中心で盆踊り大会を開くほか、模擬店の出店や体験ブースの設置、旗の台の飲食店が集まったサークル「旗飲」による飲食物の販売を行う。

 盆踊りは、品川区を中心に活動する盆踊りサークル「晴盆」がプロデュースする。昔ながらの盆踊り曲に加え、Jポップの曲なども流すという。昭和通り商店街のマスコットキャラクター「しょうちゃん」のテーマソング「しょうちゃん音頭」は、品川区民踊連盟の宮下智子さんを中心に踊る。

 全9店の模擬店は、「あそぶ」と「たべる」の2ジャンルに分かれており、それぞれ3ブースずつ選んで体験できる。「あそぶ」は、射的、「ぷにぷに金魚すくい」、おはじき水中落とし、ピンポンカップインの4ブース。「たべる」は、パン店「ブレッドファーム」(西中延1)限定品の「しょうちゃんパン」ほか、ドリンク、かき氷、ポップコーン、綿あめの計5ブースを設置する。「場内で遊ぶ子どもが、現金を持たずに遊べるシステムをつくった」と發智さん。

 そのほか、「旗飲」がフードやアルコールを販売するブースや、「しょうちゃん」をデザインしたフカザワユリコさんによるお絵描きブース、ヒトパピローマウイルス(HPV)の啓発活動ブースなどを設置する。

 「昭和通り商店街の『しょうちゃん音頭』をはじめ、盆踊りの楽しさや地域の人々とつながる大切さをこれからも継承していきたい」と發智さん。「今後はクラウドファンディングで集めたお金や助成金などを使って、チケット代を下げたり、手伝ってくれる人に謝礼を払ったりなど、祭り自体のクオリティーを上げていくつもり。この祭りをきっかけに、地元に愛着を持つ人が増えてくれれば」とほほ笑む。

 開催時間は17時30分~20時。入場は事前に無料チケットの申し込みが、模擬店の利用は有料のスタンプラリーチケット(600円)の購入が必要。いずれもオンラインチケットサービス「Peatix(ピーティックス)」で販売する。

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