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武蔵小山商店街に鮮魚専門店「海味」 商品のキャッチコピーも一工夫

広報主任の伊藤駿さん

広報主任の伊藤駿さん

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 鮮魚専門店「魚に恋する店 海味 umi (うみ) わいわい市場」(品川区荏原3、TEL 03-6421-6714)が武蔵小山商店街パルム内にオープンして2カ月がたった。経営は、水産物に関するコンサルティングや販売業務を手がけるさかなやYYコンサルティング(神奈川県)。

「魚に恋する店 海味 umi(うみ) わいわい市場」外観

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 「the 3rd Burger(サードバーガー)」跡を改装した同店。コンセプトは「町にある魚市場」で、店内には4つのいけすを設置する。店舗面積は約43坪。

 店名の「海味」は「海」と「味」を組み合わせた造語。新鮮な魚がいる海の味を楽しんでほしいという思いを込める。

 開店の背景について、同社広報主任の伊藤駿さんは「食の多様化などによって、魚の消費量は減少している。そんな状況の中で、新鮮でおいしい魚を直接届けられる場所を街中に作りたかった」と話す。「武蔵小山商店街は昔ながらの店もあり、子どもも多く、活気がある場所。いつか出店したいと思っていたところ、物件が空いたのでオープンに踏み切った」と伊藤さん。

 店内には、豊洲市場と横浜市中央卸売市場から仕入れた鮮魚のほか、サクや切り身、貝類、冷凍・塩干(えんかん)食品、店内で調理したすしや海鮮丼などをそろえる。看板商品の「深蒸しウナギ」(1,285円)は、通常のうなぎよりも蒸し時間を長くすることで身がやわらかくなり、ほろほろとした食感が味わえるという。

 切り身は同じ魚でも、料理に合わせた切り方や厚みを工夫している。パッケージのラベルには「ハンパない」と大きさを表現したり、「バター焼き ムニエルに!」といったおすすめの調理法を記載したりするなど、商品の特徴を捉えたキャッチコピーを入れる。「クスッと笑えて思わず手に取りたくなる言葉を意識し、入荷時にスタッフ全員で決めている。このラベルをきっかけに商品を購入してくれるお客さんも多い」(伊藤さん)

 「専門店ならではの鮮度と味の良さ、値付けが自慢。今後は、2階にイートインスペースを作りたい」と伊藤さん。将来展望については、「5年後には『海味』以外にも系列店を5店舗増やしたい。おいしい魚を通してお客さんに笑顔を届けていければ」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。

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