JR品川駅港南口直結のショッピングセンター「アトレ品川」で2月22日、開業20周年イベント「20th Time of Celebration！（タイム オブ セレブレーション）」が始まった。主催はアトレ（渋谷区）。

「Po Boyサンドウィッチ」（写真提供＝アトレ）

　アトレ品川は2024年3月3日に開業20年を迎える。イベント期間中は、同施設と共に20年間営業を続けてきた飲食店の復刻メニュー販売や、JR品川駅とコラボレーションしたオリジナルジオラマ作りワークショップの開催、サンクスフラワーの進呈などを予定する。

　同社品川店営業部営業課エリアマネジャーの渡辺真理さんは「コロナ禍で大変な時期もあったが、地域にお住まいの方や品川に勤務するワーカー、品川を訪れる旅行客など、たくさんの方々に支えられて20周年を迎えることができた。恩返しの意味も込めたイベントになれば」と話す。

　駅ビル4階レストランフロアの「Grand Central Oyster Bar＆Restaurant（グランド・セントラル・オイスター・バー＆レストラン）」では、開業当時に人気を博した3品を期間限定で販売する。復刻メニューは、品川店オープン当時にニューヨーク本店の味の再現に苦労したという「キーライムパイ」（920円）、フランスパンにカキフライを挟んだ「Po Boy（ポ ボーイ） サンドウィッチ」（1,800円、11時～14時30分限定）、ズワイガニの身にパン粉やマヨネーズ・卵・タマネギなどをまぜて丸めて揚げ焼きにした「メリーランドクラブケーキ」（3,800円、17時から）。

　洋食レストラン「つばめキッチン」では、20年前に販売していた自家製のアイスバインと、毎日手作りしているソーセージを盛り合わせた「アイスバインとソーセージの盛り合わせ」（1,300円、平日＝15食、土曜・日曜・祝日＝30食）を復刻提供する。

　未来の品川や自分の理想の街をジオラマとして表現するワークショップは3月16日、メキシカンレストラン「エル カリエンテ」前のスペースで行う。ジオラマのベースには、JR品川駅の切符券売機で実際に使ったロール紙の芯を使う。開催は11時30分と13時、14時30分の3回。

　開業日記念日の3月3日10時30分には、つばめキッチン前スペースで「感謝」の花言葉を持つカーネーション1輪を進呈する（先着100人）。ワークショップの参加とカーネーションの進呈は、いずれも同施設内で買い物した2,020円以上のレシートが1人分の参加・引き換えチケットになる。ワークショップの参加はレシートの合算不可、カーネーションの進呈は合算可。

　「イベント開催に合わせて、館内や品川駅のコンコース沿いなどを装飾する。春らしいビジュアルに品川の街を象徴するモチーフをちりばめているので、注目してもらえれば」と渡辺さん。「高輪ゲートウェイ駅が開業し、今後はリニアの開業も控える品川エリアを、地域の皆さまと一緒になって盛り上げていきたい」と意気込む。

　営業時間は、ショッピングエリア＝10時～21時、4階レストラン＝11時～23時。3月31日まで。