
品川駅港南口の旧海岸通り沿いにあるイタリアンレストラン「トラットリア イル ティグリオ」(港区港南1、TEL 03-5462-0058)が10月9日のオープンから1カ月半がたち、利用客の要望に応えた和のランチメニューが好評を得ている。
品川駅港南口にオープンして1カ月半がたつイタリアンレストラン「トラットリア イル ティグリオ」
同店の経営は、飲食店経営やケータリングサービス事業などを行うバニヤンフードサービス(中央区)。イタリアンレストランとしては、八丁堀にある「トラットリア イル サロット」に続く2店舗目。もともと同店が入居する品川クリスタルビルのオーナー企業が、ケータリングサービス事業の顧客。以前入居していた飲食店の閉店を期に、同店の出店が決まった。ターゲットは近隣の住民や30~40代のビジネスマンとOL。店舗面積は約50坪、席数は73席。
同店の特徴は、「お客の要望に応えるおまかせ料理。既存メニューよりも、おすすめメニューの方が充実している」(チーフ&マネージャーの三東龍太郎さん)。当初イタリアンだったランチメニューも、利用客の要望に応え和食を取り入れた。
ランチメニューは、日替わりで6種類用意。「和風スパ」「トマトスパ」といったイタリアンメニューなどのほかに、カレーライスやハヤシライス、和食材で作る「イルティグリオ特製弁当」を950円で提供。ケータリングサービス事業のノウハウを生かした和食メニューは、利用客にも好評だという。
ディナータイムのメニューは「5種野菜のマリネ」(840円)、「カポナータ(野菜のトマト煮)」(840円)などの前菜や、自家製の生地で作るピザ「マルゲリータ」(1,050円)、「アンチョビ」(1,050円)、利用客の好みの食材・ソースで作る「わがままパスタ」(1,680円)など。ドリンクメニューは「生ビール」(525円)、「カンパリソーダ」(735円)のほか、11月6日に解禁になったばかりのイタリアの新種「ノヴェッロ」(グラス=630円、ボトル=3,675円)をはじめ豊富なワインをそろえる。
山東さんは「八丁堀の店舗は銀座が近かったこともあり、ワインを好む方が多かった。品川の店舗はワインよりも焼酎を希望される方が多い。八丁堀店での感覚を修正し、店舗作りをする必要がある。駅から遠く、ビル内で目立たないため、まずは店の存在を広く知ってもらうようスタッフでアイデアを出し合っていきたい」と意気込みを語る。
営業時間は、平日=9時30分~16時、17時30分~22時、ランチタイム(平日のみ)=平日11時30分~14時30分)、土曜=11時30分~16時、17時~21時(来年から第2・第4土曜のみ営業予定)。日曜・祝日定休。