セレクトショップ「わわCHATTYY（チャティー）」（品川区二葉1、TEL 080-7155-0022）が下神明駅近くにオープンして1カ月がたった。

「わわCHATTYY」外観

　micciさん、sakuraさん夫妻が運営する。2人は2013（平成25）年4月から2023年12月まで沖縄県北谷（ちゃたん）町でカフェ＆バー併設のセレクトショップを営業。開店10年の節目に一時閉店した後、沖縄へ移住する前に住んでいた品川区に拠点を移し、「わわCHATTYY」をオープンした。

　飲食店跡の物件を利用する。店舗面積は約9坪。「前店からそのまま残っていた黄色の窓枠やドアと、今ではあまり見かけない角丸窓に引かれて物件を決めた」とsakuraさん。窓枠やドアに合わせて、屋根を黄色と白のストライプに塗り替えたという。店内に置く椅子などの家具はアンティークやビンテージで、沖縄時代の物をそのまま使う。店名は、会話や平和、人の輪などの「わ」に、「おしゃべりな」を意味する「chatty」を合わせた。

　同店の看板猫「とら」は現在推定13歳。猫雑誌でのモデル活動なども行っている。2014（平成26）年2月に北谷の店の駐車場に捨てられていたといい、「人慣れしていて、店舗前に居着いてお客さんにあいさつしたりしていた。同年3月に『駐車場係』として迎え入れた」とmicciさん。その後昇格を続け、現在は「かいちょー」職を務める。「自宅ではテーブルに乗ったりもするが、店では一切商品に手を出すことがない。おっとりした性格で、人と一緒にいるのが好き」と話す。

　ハンドメードアクセサリーやリメーク古着、リネンのワンピース、陶器の置物などの雑貨、ドライフラワーなどを販売する。全国の作家の作品をセレクトし、扱うブランドは現在10種類。2月22日の猫の日にちなみ、15日から首輪などの猫グッズや猫モチーフの商品の品ぞろえを拡充したイベント「わわNyaTTYY」を開催する。3月2日まで。

　micciさんは「沖縄時代の地元のお客さんや沖縄旅行で訪れたお客さんが再訪してくれたり、二葉エリアの人々と新たに知り合ったり、日々楽しく充実している。広がるご縁を大切に、おしゃべりでにぎわう店にしていきたい」と話す。

　営業時間は12時～19時。月曜定休。