複合施設「TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)」内の商業ビル「ニュウマン高輪」(港区高輪2)が9月12日、本格開業した。経営はルミネ(渋谷区)。
ニュウマン高輪は、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅に直結・隣接する商業施設。3棟のビルにまたがり、延べ床面積は約6万平方メートル。今回は、165店舗と期間限定ポップアップショップ12店舗がオープンした。
ツインタワー「THE LINKPILLER(ザ・リンクピラー) 1」の「South」棟と「North」棟の1階~5階に154店舗、North棟の28階・29階「LUFTBAUM(ルフトバウム)」エリアに11店舗を展開する。2026年春には、「THE LINKPILLER 2」の2階・3階「MIMURE(ミムレ)」エリアに約20店舗が開業予定。店舗構成は、ファッションが約4割、コスメ・ライフスタイルが約3割、飲食・サービスが約3割。
飲食店は、八芳園(港区)が新たに展開するパティスリー「八芳園洋菓子店」と、同社新業態の「割烹(かっぽう) BUTAI(ぶたい)」、「酒場それがし」(品川区西五反田1)系列の居酒屋「高輪それがし」、ルミネ初出店のステーキハウス「ウルフギャングステーキ・ハウス」、ルミネ直営のオールデイダイニング「The Public Place(ザ パブリック プレイス)」などが出店する。スーパーマーケット「明治屋」では「ヨシナカブレッド」(小山2)のパンを扱う。
North棟28階・29階の「LUFTBAUM」エリアには、地上150メートル、延べ床面積約8000平方メートルの館内に本物の植物500本以上を配置する。アジサイやモミジなど四季の植物と眺望が合わさった空間や、植物を立体的に配した壁などで構成する。
South棟5階には、書店「文喫」の新旗艦店「BUNKITSU TOKYO」がオープンする。店舗面積は1000坪以上。約10万冊の本をそろえる。店内には3種類・全223席のカフェラウンジを備える。
開業記念イベント「百結祭」のインスタレーションは、「千代紙」「宝結び」をモチーフにファッションデザイナーの丸山敬太さんが監修した。設置は9月28日まで。「百結祭」のオープニングイベント「共創 -concerto- produced by KEITAMARUYAMA」では、歌手の一青窈さんの歌唱に和太鼓やダンスを合わせたパフォーマンスを披露する。9月13日18時から。このほか、食イベント「百結市」やクラフト酒イベント「猩猩宴(しょうじょうえん)2025 in 高輪」などを開催する。ファッションブランド「CFCL」は着用済み衣類を回収・修復して再流通させる循環型サービス「Next Loop(ネクストループ)」を提供する。
ルミネ社長の表輝幸さんは「ニュウマン高輪は、100年先の心豊かな社会を作るための壮大な実験場であり、挑戦の舞台。各店舗の取り組みやサービスを通じて、訪れた人に新しい自分や新しい人生、新しい未来を楽しんでもらえたら」と話す。
North棟、South棟の基準営業時間は11時~20時。LUFTBAUMの開放時間は8時~24時。