ワイヤレスブロードバンド・プラット・フォームを提供するトリプレットゲート(品川東品川2)は7月1日から、ヨドバシカメラ(新宿区)と提携して次世代高速通信「WiMAX」を利用した新サービス「ワイヤレスゲート Wi-Fi+WiMAX(ワイファイ・プラス・ワイマックス)」の販売を開始する。
WiMAXは、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsを実現した次世代高速通信規格。今回「UQ WiMAX」のUQコミュニケーションズ(港区)から回線を借りてサービスを提供する。これにより屋内、屋外の両方で高速通信が利用できるほか、N700系新幹線やマクドナルドをはじめとした飲食店、山手線圏内の広域エリアなどで提供されている公衆無線LANサービスを利用できる。
同商品は、現在トリプレットゲートがヨドバシカメラで販売している業界最安値の公衆無線LANサービス「ワイヤレスゲート ヨドバシオリジナルプラン」と、WiMAXを組み合わせた新サービス。無線LANとWiMAXを状況に応じて使い分けることができるようになり、利用可能エリアを相互に補完することが可能。ヨドバシカメラ各店舗とオンラインショップのヨドバシ・ドット・コムで販売する。
料金プランは、「スタンダードプラン」(月額=4,480円)と2年単位の継続利用条件付きで専用モデム端末「Aterm WM3200U」(12,800円)を7,800円で購入できる「にねんプラン」(月額=4,680円)の2種。、初期会員登録料はいずれも2,835円。無線LANサービス利用者をターゲットにする。
同社池田武弘代表取締役CEOは「月5,000契約を目指している。年内には、第3世代携帯電話と公衆無線LAN、WiMAXを利用できるモバイルルーター『コグニティブ・モバイルルータ(仮称)』を発売する予定」と話す。