新しい価値観と生活者行動を捉える「N1トライブレポート」の最新調査
先進生活者「トライブ」の調査・分析や新商品・新規事業開発支援コンサルティングを行うSEEDER株式会社(代表取締役:村田寛治、本社:東京都港区北青山)は、生活者インサイトを探る独自調査「N1トライブレポート」において、“商品をAIに相談して選ぶ”という新たな購買行動を実践する「AI Consumer」に関するレポートを公開しました。
本リリースに掲載している内容は抜粋版です。フルバージョンは「AI Consumerレポート」をダウンロードの上、ご覧ください。
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●AI Consumerとは
社会背景:AIの進化と“検索”の煩雑さによる行動変容
生成AIの進化により、日常生活のさまざまな場面でAIの活用が進んでいます。中でも、購買行動においては、これまで当然とされてきた「検索して比較する」というプロセスに負担を感じ、代わりにAIに相談することで意思決定を効率化しようとする生活者が登場しています。
これまではレビューやSNSを通じた情報収集が主流でしたが、信頼性の低下や手間の多さが課題とされてきました。その中で、「まるで店員に話しかけるようにAIに相談する」スタイルは、より直感的かつパーソナルな選択を可能にしつつあります。SEEDERでは、こうした購買行動の変化を持つ生活者を「AI Consumer」と名付け、実態を調査しました。
●調査サマリー
想定される意思決定疲れをAIに相談することで軽減する
選択肢が多い中で比較や検索に疲れる一方、自分で納得して決めたい気持ちは残したい。AIには、情報を整理し選択肢を絞り込む「相談者」としての役割が期待されているようです。
AIは機能・性能ベースの検討に強く、情緒的なテーマでは補完的に使われる
スペックや機能を重視する買い物ではAIが有効だと感じつつ、結婚式や空間演出など価値観や感性が重視される場面では人との対話を通じた意思決定が好まれています。目的やテーマによって、AIの活用範囲を意識的に使い分けていることが分かりました。
AIにはまだ「偶然の出会い」や「背伸び提案」が足りない
最適化された提案には安心感がある一方で、「もっと他にも良いものがあるのでは」と思うことも。「予算より少し背伸びした選択肢」や「思いがけない出会い」など、人間らしい余白のある提案に対するニーズも見受けられました。