大井町で学生芸人による漫才大会-優勝は早稲田「スパナペンチ」

スパナペンチの優勝が決まった瞬間。

スパナペンチの優勝が決まった瞬間。

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 大井町のきゅりあん(品川区東大井5)で3月5日、「漫才を愛する学生芸人NO.1決定戦~プロの芸人にもいろいろきいちゃいましたSP~」が行われた。

全身タイツで力を出し切った学生芸人も

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 大学・大学院・専門学校の学生を対象に「とにかく面白い漫才」を決める同イベント。主催は、エイジプロジェクト(新宿区)とWonderNotes放送作家部。映像演出は、早稲田大学放送研究会が行った。

 「WonderNotes」は「学生の可能性を可能にする」をコンセプトにしたポータルサイトで、WonderNotes放送作家部は「学生が考える楽しさや、考え抜く大切さを講義と実践を通して学ぶ部活動」だという。

 当日は、関東から関西の大学を中心に応募があった91組の中から予選を勝ち抜いた10組が集結。300人弱の観客で満席となった同ホールで、それぞれの持ちネタが披露された。司会はお笑い芸人のハマカーン、審査員は浅井企画、太田プロダクション、グレープカンパニー、ケイダッシュステージ、人力舎、ホリプロコム、よりもとクリエティブ・エージェンシーのマネジャー7人が務めた。

 前半5組のネタが披露されると「ものすごく面白かった。レベルが高い。自分たちの1~2年目を完全に超えている」とハマカーン。審査員も「プロ顔負け」「うちにいる芸人より面白い」と絶賛した。10組のネタが終了した後、プロの芸人6組がネタを披露。出場した学生と「給料」や「事務所」、「相方」について赤裸々なトークなどを行い、会場を沸かせる場面も。

 審査の結果発表では、「あまりにレベルが高いため」急きょ審査員特別賞を設けた。選ばれたのは、亜細亜大学・東京福祉大学のコンビ「はりねずみ」と唯一の女性コンビで千葉大学の「にっぱち」の2組。

 見事優勝に輝いたのは早稲田大学の「スパナペンチ」。審査員は「今回は漫才の大会ということで、『しゃべり』に寄せて考えた際に、他の組に比べて少しだけオリジナリティーがあった」と評価した。

 WonderNotes放送作家部の山田峻介さんは「今回出場している学生は、養成所などに通っていない完全なアマチュアだが、皆本当にレベルが高い。現在、プロの芸人になるには養成所に入る道がほとんだが、それ以外の道としてこういう大会があってもいいのではないかと思う。学生芸人を盛り上げつつ、プロへのルート作りにつながっていけば」と期待を込める。

 同イベントは、毎週水曜深夜放送の学生才能発掘バラエティ「学生HEROES!」(テレビ朝日)にて放送される予定。

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