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アクアパーク品川が「ベルサイユのばら」とコラボ 作中7つの名シーンを再現

大階段とシャンデリアを表現したエントランスの水槽©池田理代子プロダクション

大階段とシャンデリアを表現したエントランスの水槽©池田理代子プロダクション

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 品川プリンスホテル(港区高輪4)内の水族館「マクセル アクアパーク品川」で4月25日、漫画「ベルサイユのばら」とのコラボレーションイベント「アクアパークのばら いざ美しき海の舞踏会へ!の巻」が始まった。

ナイトパフォーマンス「美しき薔薇(バラ)物語」の様子(写真提供=アクアパーク品川)

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 1972(昭和47)年、週刊マーガレットで連載が始まった池田理代子さん原作の漫画「ベルサイユのばら」は、男装の麗人オスカルとフランス王妃マリー・アントワネットの生涯を軸に、激動のフランス革命の時代を懸命に生きる人々の姿を描く。今年は、同漫画が宝塚歌劇団で舞台化されてから50年、アニメ化されてから45年の節目となる。現在は新作アニメ映画の製作が行われている。

 同館が漫画作品とコラボするのは今回が初めて。同イベントは、作品と生き物の美しさや、世代を超えて愛されるといった共通点に加え、毎年この時期の展示は初夏の花々をモチーフにしていることから実現した。

 エントランスには、シャンデリアとレッドカーベットの大階段を設置し、オスカルやマリー・アントワネットの巨大パネルと共に、美しい見た目だがトゲを持つ「ハナミノカサゴ」が来場者を待ち受ける。展示エリア「王妃のロイヤルバンケット」ではプロジェクションマッピングを行い、貴族の屋敷で宝石を盗む義賊「黒い騎士」が「ブラックゴーストナイフフィッシュ」「ホウセキカサゴ」の水槽周辺から登場する演出も見どころの一つとなっている。

 展示エリア「追憶の花園」では、作中の7つの名シーンを再現した。アンドレがオスカルと服毒心中をはかる場面では「フグ」を、オダリスク風のドレスを着たオスカルのシーンでは美しい大きなヒレを持つ「ベタ」を展示する。

 夜のイルカパフォーマンスでは、作品とのコラボで「美しき薔薇(バラ)物語」を演出する。フランス革命に至るストーリーを、噴水やウオーターカーテン、プロジェクションマッピングなどで表現するほか、パフォーマンスの音楽には同作品アニメのオープニング曲「薔薇は美しく散る」やエンディング曲「愛の光と影」、次回予告などのBGMを流す。

 1階の「麗しのローズカフェ」では、オスカルがフランス庶民の厳しい暮らしを知るきっかけとなった食事を再現したメニュー「野菜のきれはしがほんのすこしういてるだけ…のスープ」(750円)を用意。このほか、キャラクターをプリントしたクッキー4種類の中から1枚をランダムでトッピングする「貴族のベリーパフェ」(1,300円)、「オスカルとマリー・アントワネットのローズソーダ」(900円)、作品のロゴを描いた「アートアフタヌーンティー」(1,000円)なども用意する。

 5月25日は閉館後の水族館で、記念撮影やイルカのナイトパフォーマンスを見学できるイベントを開催する。同館広報担当者は「当館のイベントとして初めてドレスコードを設定した。パーティードレスや燕尾服(えんびふく)などでおしゃれを楽しんでいただけば。同作品のコスプレも大歓迎」と話す。

 「昨年から漫画を読み込み、池田理代子プロダクションと連携をしながら準備を進めてきた。誰もが楽しめる展示で、『ベルサイユのばら』をよく知っている方はさらに楽しめる工夫をちりばめている。今回のコラボをきっかけに、水族館を楽しんでもらえる機会になれば」とも。

 営業時間は10時~20時。入場料は、高校生以上=2,500円、小・中学生=1,300円、4歳以上=800円。6月30日まで。

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