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しながわ水族館で「貝展」 18種を展示、回転すしの貝ネタ解説も

ホラガイとスイジガイ展示

ホラガイとスイジガイ展示

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 特別展「カイつまんで、ヒモときます。~しな水の貝展~」が3月20日、しながわ水族館(品川区勝島3、TEL 03-3762-3433)で始まる。

ツメタガイ展示

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 貝の展示やスタンプラリー、真珠の取り出し体験などを行う同イベント。開催の経緯について、企画担当者の杉本巧樹さんは「回転ずしで食べたり潮干狩りで見たり、貝は身近な存在ではあるものの、どんな生態なのかを聞かれて答えられる人は多くない印象を持っている。貝の生態や特徴について広く知ってもらいたいと考えた」と話す。

 会場では約18種80点の貝を生体展示し、パネルで生態や味などを解説する。ツメタガイやベッコウイモガイなど普段聞き慣れない貝だけでなく、アサリ、ハマグリ、サザエなど身近な貝も取り上げる。「貝(回)転寿司コーナー」では、貝殻とすしの食品サンプルを展示し、貝ネタの調理前の姿を見せる。

 「貝で遊ぼうコーナー」では、貝殻を利用した製品紹介や、平安時代に貴族の間で広まった「貝合わせ」を遊べるコーナーを設ける。 貝合わせは、貝殻を裏返して同じ絵柄をそろえる神経衰弱のような遊びで、飼育スタッフが普段エサとして使うホンビノスガイの貝殻に絵を描いた。

 「貝遊スタンプラリー」では、館内に常設展示する貝の仲間や貝を利用する生き物たちを紹介する。「スタンプラリーで巡る生き物の中には、タコやウミウシもいる。なぜそれらが貝の仲間に含んでいるのか、解説を読んで知っていただければ」と杉本さん。

 「真珠貝(解)説+取り出し体験」は、普段から同館で開催している「真珠取り出し体験イベント」をグレードアップしたもの。自分でアコヤガイから真珠を取り出す体験ができるほか、スタッフが真珠の歴史や真珠ができるまでの過程、海の環境について解説する。真珠養殖で使う器具類の展示も行う。参加費は1,500円(ウェブチケット制)。定員は各日10人。

 「レストランドルフィン」ではイベントコラボメニューとして、「たっぷりあさりのボンゴレビアンコ」 (ドリンクバー付、1,730円)や「ホタテフライとハンバーグのコンビ」(ドリンクバー付、2,440円)を提供する。「マリンショップ シーガル」ではホタテ型のクッション(4,378円)や、ぬいぐるみ「ぽちゃまる 貝シリーズ」の「アコヤガイ」(1,045円)、「サザエ」(1,045円)などの貝グッズを期間限定で販売する。

 杉本さんは「貝といったらすしネタや貝殻といったイメージを持つ人が多いと思う。今回の企画展で、さまざまな角度から貝の生態や歴史を知ってもらい、貝を好きになったり興味を持ったりしてもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~17時。5月6日まで。

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