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大森海岸にパスタとピザの店「ザブロ」 3代続く鶏料理店一家の新業態

「zaBro」店長の太田隼斗さん(左から2人目)と店主の畑久美江さん(同3人目)

「zaBro」店長の太田隼斗さん(左から2人目)と店主の畑久美江さん(同3人目)

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 「創作国産鶏料理 PASTA&PIZZA zaBro(ザブロ)」(品川区南大井3、TEL 03-6423-0908)が12月8日、大井海岸公園近くにオープンした。

「zaBro」外観

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 店主は畑久美江さんで、次男の太田隼斗さんが店長を務める。久美江さんの父・高橋新三郎さんは約60年前、焼き鳥や総菜の店を南大井に出店し、久美江さんが25年前に総菜店「新松」を、6年前に焼き鳥居酒屋「笹美月」を同エリアにオープンした。隼斗さんは「この地域で、鶏を扱う店を代々開いてきたので、これまでとは異なるジャンルの鶏料理店をもう1店増やしたいと考えていた」と話す。隼斗さんら3兄弟を中心に、家族で店を運営する。

 店舗面積は約15坪。席数はカウンター6席、テーブル=15席。居酒屋跡を改修し、壁紙やカーテン、シャンデリアなどで、新三郎さんが建てた家の応接間をイメージしたという。店名は新三郎さんの名前に由来し、大文字の「B」は3兄弟の「3」を表している。

 イタリアンを軸とした創作鶏料理をメインに提供する。メニューは、「骨付きもも肉のローストチキン」(1,380円)、「自家製鶏もものソーセージ」(2本=680円)、「砂肝とブロッコリーとキノコのアヒージョ」(770円)、「鶏そぼろと青ネギの和風パスタ~温玉のせ~」(1,100円)、「しらすと生のりのピッツァ」(1,100円)、「照り焼きチキンのピッツァ」(1,400円)、ご飯に牛豚ひき肉とチーズ、卵を乗せた「zaBro丼」(1,100円)など。鶏肉は、新三郎さんが創業当初から付き合いのある問屋で仕入れた「信玄どり」を主に使い、ピザ生地やドレッシング、パスタソースは全て手作りする。

 ランチメニューは、「明太子のパスタ」「zaBroのナポリタン」などのパスタほか、「しらす丼~ペペロンチーノ風~」(以上900円)、日替わりカレー(800円)を提供する。全てのメニューにサラダが付く。

 ドリンクメニューは、生ビール(600円~)、イタリアンビールの「ビッラ モレッティ」(690円)、ウイスキーの「カナディアンクラブ」(550円)、「こだわり酒場のレモンサワー」(500円~)、カクテル(550円)、コーラ、炭酸水、ウーロン茶(以上300円)など。ワイン(グラス=420円~、ボトル=2,400円~)は鶏料理に合うものを隼斗さんが選び、赤・白・スパークリング合わせて18種類を用意する。

 「今後は軽めのメニューやおつまみも増やしていく予定。個人店の強みとして、相談があれば1人客の方にピザをハーフサイズで出すなど、臨機応変に営業していきたい」と隼斗さん。久美江さんは「お客さんには幸せな気持ちでその日を締めてもらいたいので、料理はもちろん接客にも力を入れている。よりどころとなるようなお店にしていきたい」とほほ笑む。

 営業時間は11時~14時、17時~23時。日曜・祝日定休。

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