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「御殿山さくらまつり2024」開催迫る 小学生が絵付けした「百願提灯」展示も

過去の「御殿山さくらまつり」での桜のライトアップ(写真提供=森トラスト)

過去の「御殿山さくらまつり」での桜のライトアップ(写真提供=森トラスト)

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 「御殿山さくらまつり2024」が3月14日、御殿山トラストシティ(品川区北品川4)で始まる。主催は森トラスト(港区)。

百願提灯(ひゃくがんちょうちん)の絵付けワークショップの様子(写真提供=森トラスト)

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 江戸時代から花見の名所として知られる御殿山の歴史や文化を伝える同イベント。期間中、桜のライトアップなどを行う。今年の開催テーマは、気候変動などによって桜の開花が年々早まっていることから、「100年後へ思いを馳(は)せるサクラビト」とした。

 森トラスト広報担当者の新井琢磨さんは「100年後もお花見文化を残したい」と話す。まつりに先行して御殿山トラストタワーエントランスでは「御殿山と桜パネル展」がスタートしており、来場者が100年後の桜への思いを書いて桜の木のパネルに貼っている。

 開催テーマに合わせた今年初の試みとして、子どもたちが絵付けした100個のちょうちん「百願提灯(ひゃくがんちょうちん)」を御殿山庭園横の緑道に展示する。2月に開催したワークショップでは、近隣の小学生ら参加者が桜や家族などの絵をちょうちんに描いた。御殿山トラストシティ敷地内の桜のライトアップと共に、毎日17時から22時まで点灯する(23日のみ20時30分消灯)。

 23日は、地球温暖化防止と環境保全の意志を示す世界的な取り組み「アースアワー」に合わせ、「EcoBright Night(エコブライトナイト)」を開く。20時30分から21時30分まで東京マリオットホテル内の一部を消灯し、廃棄油を活用して制作したランタンを点灯する。当日は、同ホテルのラウンジでオリジナルドリンクを販売する。

 22日は、事前予約制で「Sakura Shooting with Dog(サクラ シューティング ウィズ ドッグ)2024」を行う。愛犬と一緒に参加でき、東京マリオットホテルで春の食材を使った「GOTENYAMA SAKURA BOX(ゴテンヤマ サクラ ボックス)」のランチ提供と、フォトグラファーによる撮影を行う(1人=1万3,700円)。

 23日・24日の2日間限定で、御殿山庭園の茶室「有時庵(うじあん)」公開を行う。建築家・磯崎新さんの設計で1992(平成4)年に建てられた茶室は、円形の屋根と四角く切り取られたステンレスのにじり口が特徴。見学には、森トラスト公式アカウントのLINE友だち登録が必要。公開時間は11時~18時。

 23日は、鷹匠(たかしょう)によるタカ狩り「諏訪流放鷹術(ほうようじゅつ)」の実演、23日・24日は、品川区在住の落語家・柳家三之助さんの司会で、地元ゆかりの団体がステージパフォーマンスを披露する。20日・23日・24日は、来場者に花見酒と花見茶の無料振る舞い、キッチンカー出店を行う。

 新井さんは「過去のさくらまつりに負けないくらい充実したイベントになっている。テーマである100年後の桜へ思いをはせながら、今ある花見の機会を楽しんでほしい。家族や友人を誘って来場いただけたら」と呼びかける。

 3月31日まで。入場無料。

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