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「御殿山さくらまつり2023」開催迫る 人工水蒸気の「春霞」、夜間ライトアップも

桜のライトアップ(写真提供=森トラスト)

桜のライトアップ(写真提供=森トラスト)

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 「御殿山さくらまつり2023」が3月27日、御殿山トラストシティ(品川区北品川4)で始まる。桜の演出「春霞(はるがすみ)」とライトアップが3月20日、まつりに先行してスタートした。

桜のライトアップは、開花状況に合わせて色を変えていく(写真提供=森トラスト)

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 主催は森トラスト(港区)、運営は花坂爺さんズ(港南3)。共催は森トラストや東京マリオットホテル(品川区北品川4)などで構成する「御殿山Tech×Life協議会」(同)。江戸時代から花見の名所として知られる御殿山の歴史や文化的イメージを発信しようと、2015(平成27)年から毎年開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、2020年以降は開催を見送っていた。

 4年ぶりの開催を決めた経緯について、広報担当者の新井琢磨さん(森トラスト)は「新型コロナの感染状況が落ち着きつつあり、インバウンド(訪日客)の受け入れやさまざまな社会活動が動き始めている。以前のような御殿山さくらまつりが必要と開催を決めた」と説明する。

 会場では、桜の周辺で専用の機械を使って人工的に水蒸気を発生させ「春霞」を演出する。夕方から夜間にかけてはライトアップも。新井さんは「昼夜問わず、かすみの中に桜が舞うような光景を楽しめるようにした。夜は開花状況により、開花直後のつぼみが多いときは桜色のライトアップを、満開になったタイミングで白色のライトアップを、それぞれ行うことで、幻想的な景色を演出する」と話す。

 27日からは、屋外広場に「御殿山食堂」としてキッチンカーが日替わりで出店するほか、先着順で花見酒と花見茶を振る舞う。

 関連イベントとして、4月1日には屋外広場のステージで、約30分の長唄三味線演奏会を3回開く。

 SNSキャンペーンでは、東京マリオットホテルの公式LINEを友達登録すると、抽選で和をイメージしたお菓子などを無料提供する「御八つ富くじ」を進呈。インスタグラムではハッシュタグ(検索目印)を使うフォトコンテストも実施する。

 新井さんは「昔からの楽しみ方に加え、現代技術を生かして、さらにお花見を楽しめるよう工夫した。御殿山の魅力を知ってもらえれば」と来場を呼びかける。

 「御殿山さくらまつり2023」は4月2日まで。春霞(=8時~23時)とライトアップ(=17時~23時)は4月9日まで。

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