JR大崎駅ほど近くにあるThinkPark（品川区大崎2）1階の「THE FooTNiK（ザフットニック）」（TEL 03-5759-1044）で10月3日未明、2016年オリンピック・パラリンピック開催都市決定の模様を放映するパブリックビューイングが行われた。

五輪開催地投票のテレビ放映を気にせず、テラスのフーズボールを楽しむ客の姿も。

　同店は、イングランドのサッカーリーグ「プレミアリーグ」を始め、世界のサッカーを観戦できるイングリッシュスタイルのフットボール・パブ。通常翌1時までの営業時間を延長し、テレビによる開催都市決定の投票や発表の模様を店内の大型スクリーンで放映した。

　投票は深夜24時15分頃スタート。1回目の投票でシカゴ落選が伝えられると利用客から拍手が起こり、東京選出への期待が高まった。しかしその直後、2回目の投票で東京落選が決定。店内は落胆ムードに包まれた。

　同ビルに勤める会社帰りの4人客は、「東京が選ばれなくて残念」（30代女性）、「東京は今回無理なんじゃないかと思っていた」（40代男性）とそれぞれ感想を述べた。最終投票で2016年の五輪開催地に決定したのは、リオデジャネイロ。

　五輪開催地は、デンマーク・コペンハーゲンで開かれた国際オリンピック委員会（IOC）総会で、シカゴ、東京、マドリード、リオデジャネイロの4都市からIOC委員の投票によって選出。過半数を獲得するまで3回の投票が行われた。

　スタッフの滝石哲也さんは、「当店はサッカー放映を中心としたスポーツバーとして、Jリーグの試合などを放映している。今回、五輪開催地決定の生中継を放映することは、スポーツ振興を掲げる店のコンセプトに合致していると判断した。今後もサッカーの枠を超えて、様々なジャンルのスポーツに注目していきたい」と話す。

　営業時間は11時～翌1時。