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女子高生がリボンをデザイン-商品化に向け武蔵小山で販売会も

写真は最優秀賞を受賞した「ロックなリボン」

写真は最優秀賞を受賞した「ロックなリボン」

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 品川女子学院(品川区北品川3)で11月19日、生徒がデザインしたリボンのプレゼンテーションが行われた。

女子校生がデザインしたリボン

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 28歳を迎えた時に社会で活躍している女性を育成することを目的とした「28プロジェクト」の一環として企業と共同でプログラムを展開している同校。10月より、武蔵小山創業支援センター(小山3)でスクールガールブランド「ルーシーポップ」を運営する響(上大崎2)と「リボン企画デザイン特別講座」を行ってきた。

 講座は全5回で、被服部の生徒と3年生(中学3年)と4年生(高校1年)の希望者が参加。1回目は「ターゲットを決める」「リボンの着用シーンを決める」、2回目は「商品デザイン」「デザインコンセプト」、3回目は「地域貢献・地域活性化について考える」をそれぞれテーマに進められ、4回目に当たる今回が「プレゼンテーション」の場となった。

 生徒たちは4グループに分かれ、コンセプトやストーリー、地域貢献などの観点から自分たちがデザインしたリボンを発表。「周りの人と差が付けられる清楚(せいそ)なリボン」や都内の女子高校生100人とその親世代30人にアンケートを取ったグループ、お守りやおまじないの要素を込めてトランプ柄をモチーフにしたデザインなど、さまざまなアイデアが提案された。

 審査員は、雑誌「ピチレモン」正田編集長、イトーヨーカ堂カジュアル部バイヤーの御子柴さん、品川区の山田恵美子副区長、「ルーシーポップ」ショップディレクターの秋山淑紀惠(ゆきえ)さん。各賞も設け、「今後最も中高生の共感を得そうなプラン」として最優秀賞を受賞したのは、「ロックが好きな女の子」「バンドを組んでいる女の子」をターゲットに据えたロックなリボンをデザインしたグループ。左右非対象のデザインで、リボンにはドクロマークをアクセントにあしらった。

 プレゼンテーションを終えた学生は「グループ内でもそれぞれが考える『かわいい』が違うので意見をまとめるのが大変だった」「自分たちが作りたいデザインを実際商品にするには難しいと思った」など感想を述べた。

 5回目は「商品プロモーション及び販売」。11月26日~28日、武蔵小山のパルム商店街で4グループがデザインしたリボンを1,500円で販売し、その売り上げの一部を品川区の地域振興基金に寄付する予定。販売価格は当日の売れ行きなどを見て、生徒がデザインしたリボンのうち4パターンの商品化を考えていくという。場所は同商店街事務所。

 響の神山太社長は「どれも素晴らしいデザインで皆、将来有望だと思う。販売では、実際にどうすれば売れるのか、というところまで現場で生徒たちと考えていきたい」と話す。

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