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品川インターシティで「エネルギー見える化システム」-節電意識向上へ

「エネルギー見える化システム」を導入する品川インターシティ

「エネルギー見える化システム」を導入する品川インターシティ

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 興和不動産(港区)は7月18日、同社が保有・管理する全国のオフィスビル約50拠点で、「エネルギー見える化システム」を導入することを発表した。第1弾として、品川インターシティ(港南2)ではリアルタイムでエネルギー使用量などをモニタリングできるシステムを順次導入する。

リアルタイム監視システム画面のイメージ

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 同システムは、ビル内における企業の電気やガスなどのエネルギー使用量とCO2排出量をウェブ上で確認できるもの。企業ごとのエネルギーデータを一元管理することで、入居テナントの節電意識を高めるほか、省エネ法やその他関連法規に基づく行政報告を容易にする狙いがある。

 品川インターシティをはじめとする10拠点では、リアルタイムモニタリングシステムを順次導入。同ビルを第1弾に選んだ理由について、事業本部の小松洋平さんは「弊社が保有管理するビルの中でも最大の基幹ビルであり、昨年には東京都の『有料特定地球温暖化対策事業所』の準トップレベル認定を受けた。テナントからのニーズも強くあり、リアルタイムの見える化システムを導入するのに適していた」と話す。

 発表から約1週間が過ぎ、入居テナントからは多くの反響が寄せられているという。「昨年の震災の影響もあり、自主的に節電をしたいがどの程度取り組めば効果があるのかという問い合わせを多く頂いている。今回のシステムに限らず、入居テナントが自主的なエネルギー削減をしやすい環境をいかに整備していくかが、建物の付加価値向上につながると考えている」と小松さん。

 システムの導入はテナントごとに異なり、7月中に順次導入予定。

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