サザンクロス(品川区東五反田2)は2月18日、アマゾンウェブサービスを利用したマンガ専門ポータルサイト「mangaman.tv」を発表した。自社開発のサービスは同サービスが初めて。
同サービスは、アマゾンウェブサービスをベースにウィキペディアと連動した漫画ポータルサイト。同社の山下正樹社長が「アマゾンなどのウェブサービスを利用する際に、欲しい著書のまとめ買いが簡単にできたり新刊の情報をすぐに入手できたりすればいいのに」と感じたことが開発のきっかけだという。
サイト上では、タイトルや作者名で検索すると著書のシリーズ全巻の情報が表示され、ワンクリックで「まとめ買い」することができる。ユーザーは購入ページで「なるべくアマゾンで買う」「なるべく安く買う」「なるべく早く買う」の3つから好みに合った購入方法を選択。また、ウィキペディアとの連動により著書の情報を掲載し、ユーザーが検索する手間を省いた。
「お気に入り登録」では、独自の巡回ロボットが登録した著書の新刊情報を各出版社から収集し提供する(メールでの連絡、お気に入り登録などの機能を利用するには、OpenID、 livedoor、はてなのいずれかのアカウントが必要)。「オススメマンガ紹介」では、質の高いレビューを提供するためにライターを起用し、現在開発中のブログ管理CMSを使ってレビューを掲載する。同CMSは今夏に正式リリース予定。
山下さんは「今後は楽天やヤフーなどのネットショッピングサイトとも連携していく予定で、よりユーザーの使いやすいサービスにしていきたい。顧客を囲い込むサービスではなく、メーンサービスのサブツールとして利用してほしい」と話す。
アマゾンのアフィリエイトで収益を改修予定。「月に1万冊前後の売買」が目標で、1日あたり3,000~4,000ページビューを見込むという。