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武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発に動き-都が組合設立を認可

駅前の飲食店が連なる裏路地が再開発の主な対象地域

駅前の飲食店が連なる裏路地が再開発の主な対象地域

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 東京都は5月30日、武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発組合(品川区小山3)の設立を認可した。事業の名称は「東京都市計画 武蔵小山パルム駅前地区第一種市街地再開発事業」。

施設完成予想図

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 武蔵小山駅前エリアは、かねて住民らの間で再開発がうわさされていた。対象となる地域は品川区小山三丁目地内で、武蔵小山駅から延びる武蔵小山商店街パルムの北側に位置する。広さは約0.9ヘクタール。

 対象地域には、地上40階・地下2階・塔屋2階建ての施設を建設。延べ面積は約7万3,900平方メートル、高さは約142メートル。施設用途は、住宅や商業施設、駐輪場、防災備蓄倉庫など。道路や広場、歩行者通路などの公共施設も設置する。総事業費は約336億円。

 対象地域で20年以上前から焼き鳥店「鳥勇 武蔵小山駅前店」(品川区小山3、TEL 03-3788-3458)を営む板倉達也さんは、「店舗の移動などは、まだ何も決めていない。駅前の店舗は再開発地域エリア内だが、本店は商店街の戸越寄り入り口なので対象外。そこではこれまで通り営業を続けていく」と話す。再開発について、「街がきれいに整えられるのはいいことだが、小さな飲食店が連なる味わいのある通りがなくなるのは寂しい。建物が密集していて、地震や火事のときに危険なのは理解できるのだが」とも。

 工事着手は2016年1月、施設の竣工は2018年10月を予定。

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