白金高輪駅近くに7月5日、チーズケーキ専門店「GAZTA(ガスタ)」(港区白金1、TEL 03-3440-7495)がオープンした。
民家の1階を改装した同店。テーブル席は設けず、オーダーはテークアウトのみ。店舗面積は約12坪。
同店のチーズケーキは、スペイン北部バスク地方の都市サン・セバスチャンにある1958年創業のバル「ラ・ヴィーニャ」のレシピを踏襲したもの。
シェフパティシエの勝羅沙織さんは、パティシエ歴10年。パリでケーキ修業中に「ラ・ヴィーニャ」のチーズケーキに出合い、その味にすっかりほれ込んだという。
「人気店のため、初めはなかなか連絡が取れなかった。そこでスペイン語を独学で学び、再度訪問したところ、熱意が伝わったのか、厨房(ちゅうぼう)でレシピを教わることができた」と勝羅さん。
チーズケーキは、直径7センチの「小サイズ」(700円)と、直径15センチの「大サイズ」(4,000円)の2種類。穴の空いた特殊な木の板の上で、3時間かけてゆっくり熱を冷ます工程によって、外はしっかり焼けていて、中はしっとりとした食感を生み出しているという。手土産用に1個単位で持ち運べるパッケージも用意した。
「見た目は黒く焼けているが、食感は滑らかでシンプルな味わい。レアやベイクド、スフレとは全く違うジャンルのチーズケーキで、最後まで飽きずに食べ続けられる」と勝羅さん。「自分が食べて感動して『世の中に広めたい』と思った味を、新たに日本で広めていけるのがうれしい。ぜひ一人でも多くの方に食べていただければ」とほほ笑む。
営業時間は9時~19時。月曜定休(月曜が祝日の場合は火曜代休)。