品川駅港南エリアの東京都中央卸売市場食肉市場(港区港南2)で10月13日・14日、「東京食肉市場まつり2018」が開催される。主催は一般社団法人東京食肉市場協会。
「ブランド牛はおいしくて安全」のイメージ確立を目的に行われる同イベントは、今年で37回目。国内産の牛肉豚肉の消費拡大と、市場の存在認知や役割の理解促進を狙う。昨年は2日間で2万1869人が来場した。
毎年、来場者に推奨銘柄牛を無料で振る舞っており、今年は「宮崎牛」が初めて選ばれた。東京食肉市場まつり実行委員会事務局担当者は「宮崎牛は5年に1度開催される『和牛のオリンピック』とも呼ばれる全国和牛能力共進会で、最高賞の内閣総理大臣賞を3大会連続で受賞したいわば『日本一の和牛』。国産牛をおいしく楽しみながら、食肉市場への理解を深めてもらえれば」と話す。
無料試食コーナーでは、宮崎牛のしゃぶしゃぶともつ煮込み、銘柄豚の豚カツ・焼き肉を提供する。両日とも10時~、12時~(無くなり次第終了)。販売コーナーでは宮崎牛や国内産牛肉、食肉加工品を販売する。宮崎県物産販売コーナーでは、ご当地グルメのチキン南蛮や焼酎、米などの特産品をそろえる。そのほか、大田市場協会による野菜販売コーナーや革製品の展示販売、芝浦と場や食肉市場のシステムが学べるパネル展示なども。
ステージでは宮崎県のPRショーが行われる。13日には、宮崎県宮崎市の野島神社に伝わる野島神楽の演舞と、宮崎県のシンボルキャラクターである「みやざき犬(けん)」によるダンスステージとグリーティングを開催。14日には「みやざき犬」のダンス、宮崎県出身の演歌歌手・黒木美佳さんの歌謡ショーに続き、宮崎県西都市ふるさと特命大使のシンガー・ソングライターJILLEさんがライブを行う。そのほか「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」ショーなども。
事務局担当者は「食肉市場は普段公開していない場所なので、ぜひ気軽に訪れて、市場というものの存在を知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~16時(14日は15時まで、入場は各日終了時間の30分前まで)。入場無料。