海外食料雑貨店「Drogheria Sancricca(ドロゲリア・サンクリッカ)」(港区白金1、TEL 03-3444-0516)が5月30日、オープンした。
「カプチーノ」(750円)と「マリトッツォ ドルチェ」(700円)
店名の「ドロゲリア」は、スパイスやハーブ、コーヒ豆などの厳選された食材を扱う地域密着の食料雑貨店を意味するイタリア語。内装の照明や床のタイル、インテリア類もイタリアで買い付けてきた。店内中央のカウンターには、イタリアから輸入したエスプレッソマシンを設置。試食をしながら、店員に商品選びを相談できる。店内外に、イートイン席を5席用意。
店主のマッテオ・サンクリッカさんは、イタリアのマルケ州出身。これまでイタリアの農家などから日本に食材を輸入し、全国のレストランへ卸す事業に携わってきた。その食品を消費者にも直接広めるべく、同店の立ち上げに至った。
取り扱う商品は、全てマッテオさん自身が気に入ったものを、生産者と交渉し輸入している。目玉商品の一つが無添加ピクルス「ジャルディニエーラ ディ モルガン」(2,000円~)。レストランの元オーナーシェフが、人気だったピクルスメニューだけを取り扱う会社を立ち上げ、さまざまなフレーバーを製造している。
ほかにも、卵とセモリナ粉のみで水を使わない卵パスタ「ラ パスタ ディ アルド」(250グラム=1,200円)やナポリのパスタ「ジェラルド ディ ノーラ」(1,000円)、ピモンテ州産のヘーゼルナッツ「ノチョーレ デリーテ」の「ローストナッツ」(2,200円)と瓶入りの「クリーム」(2,700円)を用意。4種類のオリーブオイルやバルサミコ酢、ツナなどもそろえる。
店内では「エスプレッソ(シングル)」(500円)や「カッフェ マキャット」(600円)などを提供する。イタリアの伝統的な菓子「マリトッツォ」(ドルチェ=700円、ツナ=1,000円)や、店内で取り扱う商品を使った「ツナサンド」(1,200円)なども用意。全てテークアウトに応じる。朝の時間帯はモーニングでの利用も見込む。
「イタリア全土から本当においしい食材だけを厳選した店。よい食材の裏には必ずストーリーがある。それも合わせて知ってもらえれば」とマッテオさん。「店員に相談しながら、食材をどう食べるのかまで提案できる『イタリアのドロゲリアという文化』を広めるきっかけになればうれしい」と笑顔を見せる。
営業時間は7時~19時。水曜定休。