「ソムタムカフェ」(港区芝浦3、TEL 070-3768-0691)が田町駅近くの芝浦エリアにオープンして1カ月がたった。
「一度来た人はほとんどリピーターになってくれている」と話す牛窪さん。店内では看板犬のジジちゃんがくつろいでいる
ソムタムとは、タイのイサン地方を発祥とする料理。細切りにした青パパイアやライムなどに、ナンプラーやココナツシュガーなどで作ったドレッシングをかけ、もち米と一緒に食べるサラダを指す。
店長はラジオの放送作家をしていた牛窪梨花さん。場所はパン店「Wild Boar」跡を改装した。「店内は白を基調とし、健康的で清潔感のある空間にこだわった。ソムタムを作るところを見せたいので、キッチンはオープンなつくりにした」という。店舗面積は10坪、席数は6席。
牛窪さんはタイ現地の料理教室に通い、ソムタムのおいしさと、青パパイアの栄養価の高さに感動して日本でソムタム専門店を開きたいと考えたという。「青パパイアは酵素や葉酸が豊富で、タンパク質・糖質・脂質を分解する働きもある。美容や健康、体のトータルケアにぴったり。知名度はまだ低いが可能性のある食材」と魅力を話す。
メニューは「ソムタム(ベーシック)」(Sサイズ=680円、Lサイズ=900円)、「マッスルソムタム」(1,000円)、「エビとアボガドのソムタム」(1,000円)、「豚とマンゴーのソムタム」(1,100円)などがあり、辛さは5段階から選択できる。「ソムタムは普通の葉物サラダに比べて栄養価が高く、ボリュームもあるので満足感がある」と牛窪さん。
そのほかに、「ソムタムロール」(380円)、「やみつきタイ唐揚げ」(3個入り250円)、青パパイアの葉を使った「ソムタムティー」(300円)、ソムタムや唐揚げにドリンクを組み合わせた「ランチセット」(1,000円)、季節限定メニューなども(価格は全て税別)。テークアウトや、宅配(ウーバーイーツ)も行っている。
牛窪さんは、「今後はジムなどと提携をして体を鍛えている人の食事にソムタムを取り入れてもらったり、夜には青パパイアを使ったバーを開いたりといったことも考えている。日々の健康づくりに、ソムタムを取り入れてもらうきっかけづくりをできれば」と意気込む。
営業時間は11時~14時30分、17時30分~19時(変更あり)。日曜・祝日定休。