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五反田駅近くに「もつ次郎 東五反田店」 「ゆで太郎」が新業態

「新メニューを開発中」とほほ笑む池田社長

「新メニューを開発中」とほほ笑む池田社長

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 五反田駅近くに「もつ次郎 東五反田店」(品川区東五反田1、TEL 03-3473-4722)が開店し、2カ月がたった。運営はゆで太郎システム(西五反田2)。

「もつ煮定食」。ご飯は「中盛り」(300グラム)。辛味調味料「赤鬼」は店で手作りする

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 同店は、江戸切りそば「ゆで太郎」の新業態で、新田小金井町(にったこがないちょう)店(群馬県)に続く2店舗目。場所は、同社が経営する「ゆで太郎 東五反田店」跡。看板に描かれた赤いだるまは群馬県高崎市の特産品「高崎だるま」をイメージしたもので、店内に飾られる天狗(てんぐ)やわらじなども群馬県に由来する。店舗面積は約18坪、席数は21席。

 新業態の開発は、同社社長の池田智昭さんが弁当店の社員として単身赴任した30代に、群馬県のもつ煮と出会った思い出がきっかけ。「群馬県や埼玉県北部では、もつ煮がソウルフード。ご飯と一緒に日常食として親しまれている姿に衝撃を受けた」と話す。

 ゆで太郎での販売を夢見て、3年間かけてもつ煮の作り方を研究。モツとコンニャクだけで作る群馬県のレシピにヒントを得て、モツだけを使うもつ煮を開発したという。納得のいく味に仕上がり、池田さんは「野菜を入れると味がぶれる。あっさりとしていて、ご飯に合うよう、モツの柔らかさや臭みの下処理にこだわった」と自信を見せる。

 定食メニューは、「もつ煮定食」(680円)、同定食に唐揚げを3個つけた「もつ唐定食」(830円)、「カレーもつ煮定食」(680円)、「唐揚定食」(唐揚6個=680円、8個=880円)など。「もつ煮大盛り」(200円増し)も可能。ライスは無料で増量にも対応し、「並盛り」(200グラム)、「中盛り」(300グラム)、「大盛り」(400グラム)を用意する。

 単品メニューは、「もつ煮」(440円)、「カレーもつ煮」(440円)、「唐揚」(2個=200円、5個=440円)、枝豆(200円)など。

 ドリンクメニューは、「瓶ビール」(500円)、ハイボール(400円)、「ホッピーセット」(400円)、「バイスセット」(400円)、「日本酒 白鶴 純米」(400円)などをそろえる。平日14時~19時、土曜・祝日は終日ハッピーアワーで、一部ドリンクメニューを各200円で提供する。ターゲット層は会社員。想定客単価は約900円。

 群馬県ではもつ煮を持ち帰り家族で楽しむことから、持ち帰り用の「もつ煮冷蔵1キロパック」(1,320円)も販売する。

 「市街地の店舗なので、ちょい飲みを意識した。本社が近く、うちの社員もよく食べに来る。今後はメニューを増やしていく」と池田さん。3月14日は埼玉県加須市で、ゆで太郎ともつ次郎一体型の3店舗目がオープンする予定という。今後について「一体型店舗の展開を目指している。これからが楽しみ」と意気込む。

 営業時間は11時~23時。日曜定休。

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