精肉店「日山 武蔵小山店」(品川区小山3、TEL 03-6426-1511)が武蔵小山駅近くのパークシティ武蔵小山ザモール1階にオープンして1カ月がたった。経営は精肉加工・小売業の日山(中央区)。
日山は1912(大正元)年に創業。グループ内の日山畜産(港区港南2)から仕入れた牛肉などを加工・販売するほか、「すき焼割烹(かっぽう) 日山」(中央区)を経営する。
武蔵小山店は「精肉 日山」ブランドの8店舗目。内壁には木を使い、「肉が一番きれいに見える照明」にもこだわったという。坪数は約14坪。
武蔵小山への出店について、同社経営企画室長の宮本拓さんは「年配の方から若者まで往来があり、暮らしやすいエリアとして以前から親しみを感じていた。古くからの商店街の活気と再開発による新しい住民の流入にも注目している」と期待を寄せる。
日替わりの販売商品は、量り売り制。国産黒毛和牛「牛小間切れ」(100グラム=648円)や「ロース すき焼き用」(同=1,620円)、国産牛「赤身小間切れ」(同=540円)、「ロース ステーキ用」(同=1,296円)など。「ナチュラルポーク カレー用」(同=118円)や「いわい鶏 モモ生肉」(同=188円)、「日山特製 手造り合挽(あいびき)ハンバーグ」、輪切りのネギを肉で巻き串に刺した「ネギ巻」(以上、1個=270円)なども。
そのほか、同ブランドのすき焼き用「わりした」や「ごまだれ」(以上798円)、「和牛からし」(698円)の調味料、「国産黒毛和牛 ローストビーフ」(300グラム=5,940円)などを用意する。
販売する和牛は、同社の目利きが全頭を試食し、生産者や味の特徴などをウェブサイト「日山ノート」で公開している。店頭商品に表示された個体識別番号を入力すると、情報が確認できる仕組み。宮本さんは「畜産農家が丹精を込めて育てた肉を、安心できる形でお客さまに届けたい。その反響をまた生産者にフィードバックできれば」と話す。
今後は、売れ行きによって商品ラインアップを検討していくという。店長の永嶺万里(まさと)さんは「社会的な不安を感じる状況だが、家庭でおいしいお肉を食べて元気に過ごしていただけたら。その日の献立に合わせたお肉選びの相談もぜひ」とほほ笑む。
営業時間は11時~20時(5月6日までは短縮営業のため18時まで)。