スペイン料理店「Amunt(アムン)」(品川区二葉1、TEL 03-6822-4481)が品川区役所前にオープンして3カ月がたった。
店長の恵裕也さんは、スペイン文化の多様性に魅力を感じ、スペイン料理店の開店を決意したという。店舗面積は約8坪。席数はカウンター=8席、テーブル=4席。
「スペイン料理は、地中海側は魚介などを使う一品料理が多く、マドリードのような内陸部はパンや豆などを使った乾燥食が多い。日本で馴染みのある『アヒージョ』や『パエリア』だけでなく、さまざまな郷土料理を食べてもらいたい」と恵さん。
メニューは、季節や仕入れによって入れ替える。「じゃがいもと玉ねぎのトルティージャ」(700円)、「シーフードのパエリア エージャ・マリスコス」「バレンシア風リゾット・アロスメロソ」(以上2,300円)など。シカやイノシシなどのジビエを使う「シカのロースト」(2,700円)、「猪のロースト 季節の野菜を添えて」(2,800円)も。「部位や産地は仕入れの事情によって変わるが、自然の中で生きてきたシカ肉をぜひ味わってほしい」と恵さん。
ドリンクメニューは「マオウ・シンコ・エストレージャス(生ビール)」(750円)、スパークリングワイン「CAVA」(700円)、「シェリー酒」(700~900円)などのほか、100種類以上のスペイン産ワインを用意する。
恵さんは「日本ではなじみの薄い料理が多いため、知らない文化に触れたい人にぜひ来ていただきたい。料理やワインを通じて、スペイン文化に興味を持ってもらえたらうれしい」と意気込む。
営業時間は11時45分~14時30分、18時~23時。月曜定休。