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荏原のセイムギャラリーに期間限定のデータ販売書店 購入はQRコードから

「TRANS BOOKS DOWNLOADs」販売サイト

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 オンライン書店「TRANS BOOKS DOWNLOADs」が12月11日、リアルショップ「TRANS BOOKS DOWNLOADs EXHIBITION」を「same gallery(セイムギャラリー)」(品川区荏原4)に期間限定オープンする。

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 2017(平成29)年に始まったブックプロジェクト「TRANS BOOKS」の一環。紙やデータなど幅広い形態の「本」を販売する。主催者の一人で自らも作品づくりに取り組む飯沢未央さんは「『iPhoneのホーム画面を集めた本』を制作した際、販売する場を作ろうと思ったのがプロジェクト立ち上げのきっかけ。当時は電子書籍が盛り上がっている実感があり、形態を問わず本を楽しむ場にした」と話す。

 約3年にわたる年1回のイベント開催を経て、2020年はアーカイブのような試みを考えていたが、コロナ禍で方向転換。オンライン販売に注目し、5月にオンライン書店「TRANS BOOKS DOWNLOADs」を開設した。販売する作品のほとんどが新作という。

 会場には「TRANS BOOKS DOWNLOADs」で販売する作品の実物を展示する。参加は19グループ。イラストレーターの山本悠さんが制作したユーチューブ音声をPDFファイルに変換するアプリ「tora.app」(100円)、写真家のたださんが緊急事態宣言中に開いた無観客写真展の記録集「Keep clear of」(500円)、博報堂が発行する雑誌「広告 Vol.414 特集:著作」の原稿(各200円)、菅俊一さんと関根唯さんによるスマートフォンを使う映像体験作品「自分のスマホで見てください」(1,500円)、漫画家のてらおか現象さんが機構設計の経験を生かして制作した「プリンをプルプルさせる為のマシンのパーツの3Dデータ」(10万円)など。

 来店者は会場で作品を立ち読みできるほか、場内に掲出したQRコードからダウンロード購入もできる。

 「昨年まではアナログ作品の出品もあったが、オンライン書店では全ての作品を一度デジタル化し、読む際にダウンロードするのが面白いと思った」と飯沢さん。「オンライン上では、購入しないと作品の細部までは分からない。それも醍醐味だが、会場で実物も見てもらえたら」と話す。

 営業日は12月11日・12日・13日・18日・19日・20日。営業時間は、金曜=16時~21時、土曜・日曜=12時~19時。新型コロナウイルス感染症対策として、換気や消毒液の設置、スタッフのマスク着用などを行う。

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