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寺田倉庫が「アートマーケット天王洲」開催へ コロナ禍の若手アーティストを支援

「WHAT CAFE」内観(写真提供=寺田倉庫)

「WHAT CAFE」内観(写真提供=寺田倉庫)

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 「ART MARKET TENNOZ(アートマーケット天王洲)」が2月20日・21日、天王洲運河沿いの天王洲キャナルイースト(品川区東品川2)で初開催される。主催は寺田倉庫(同)。

「PIGMENT TOKYO」内観(写真提供=寺田倉庫)

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 約60人のアーティストや職人による幅広い作品が楽しめる同イベント。開催の経緯について、同社事業開発グループの阿食(あじき)裕子さんは「コロナ禍で作品を発表する機会を失った若手アーティストの支援のため。コレクターだけでなく、アートに興味がある方はどなたでも歓迎」と話す。

 キャナルイーストの各施設で催される。「WHAT CAFE」で行われる「WHAT CAFE SPECIAL MARKET(ワットカフェ スペシャルマーケット)」では、丁子紅子(ちょうじべにこ)さんや奥田雄太さんなど、約30人のアーティストによる現代アート作品を展示・販売する。価格は数万円~数十万円。約10人のアーティストが交代で常駐予定で、来場者はアート作品の感想を述べたり質問をしたりしながら鑑賞できる。同会場では、ライブペイントやライブパフォーマンスも予定する。ホットワイン(500円)やマルゲリータピザ(1,000円)などの飲食販売も行う。

 参加作家の丁子さんは「アートがもっと生活の中に存在してほしい。今回のイベントが一つのフックになってくれることを願っている」と話す。

 「B&C HALL」(東品川2)で行われる「TAKUMI BORDERLESS(匠ボーダーレス)」では、日本全国から集めた約30人の若手職人による工芸作品を展示・販売する。石川県の「加賀水引」や東京都の「江戸小紋」なども。「伝統の技巧を受け継ぎつつ、進化したものづくりの表現が見られる」と阿食さん。価格は3,000円~数十万円。同会場では、放送作家の小山薫堂さんをゲストに迎えたトークなどを開催予定。イベント公式SNSで告知する。

 クリエーティブスペース「PIGMENT TOKYO(ピグモン トーキョー)」(東品川2)では、オリジナルの絵の具づくりや作品制作のワークショップを開く。事前予約制で、各回定員10人。参加費は1人5,000円。

 運河沿いの「BOARDWALK(ボードウォーク)」では、参加型の屋外展示「水辺のインスタレーション」を実施する。参加方法は、オンラインと現地の2通りが選べる。参加無料。来場者アンケートに答えると、マグカップやマルシェバッグなどが進呈される。

 「アート作品が一つでもあると、『おうち時間』も楽しく過ごせる。今まで作品を購入したことがない人も、在宅の機会が増えた今こそ検討してみては」と阿食さん。「コロナ禍で今後の活動に不安を覚えるアーティストをバックアップしていくためにも、今後も継続的に開催していきたい」と意欲を見せる。

 開催時間は、20日=11時~19時30分、21日=11時~18時。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、入場者の検温・消毒・人数カウントを行う。会場の収容人数が50%を超えた場合、入場を制限する。スタッフはマスクを常時着用し、必要に応じて手袋を着用する。

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