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五反田に「鮨 あさひ」 幅広い世代に日本酒とのペアリングを提供

店長の由迫翔さん(左)と支配人の佐々木一慶さん

店長の由迫翔さん(左)と支配人の佐々木一慶さん

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 「鮨(すし) あさひ」(品川区東五反田1、TEL 03-6277-1132)が東五反田エリアにオープンして2カ月がたった。経営は「日本酒原価酒蔵」など飲食事業を手掛けるクリエイティブプレイス(東五反田2)。

「鮨 あさひ」の外観

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 「もつ次郎 東五反田店」跡を利用する。店舗面積は約18坪、席数はカウンター6席、テーブル24席。店内は全席禁煙。

 食を通して日本の魅力を伝えることをコンセプトに、すしと日本酒のペアリングを中心に提供する。開店経緯について、店長の由迫翔さんは「すし業態は高級店か回転ずしの選択肢ばかりで、中間の価格帯の店が少ないと感じていた。若い世代には特別な日に、普段は高級志向の層には気軽に、それぞれ利用できる店として、おいしいすしをできるだけリーズナブルに楽しんでもらいたい。五反田なら会社員や地域住民などさまざまな客層にアプローチできると思い、開店に踏み切った」と話す。

 コースメニューとして、「厳選生ウニの食べ比べ」などの握りと「蒸し鮑(あわび)と肝ソースの酒米リゾット」などの料理を交互に味わえる全20品の「あさひおまかせコース」(8,800円)を用意する。コースメニューに合わせた「SAKEペアリング」(5,500円)も。「ペアリングは、ネタと味わいを合わせたり、口直しやアクセントになるようにしたり、選び方を固定しないよう選んでいる」と佐々木さん。

 握りメニューは天然マダイ、天然ヒラメ、イカ、煮アナゴ(以上600円)、本マグロ、塩イクラ(以上700円)、車海老、赤貝(以上900円)、ノドグロ(1,200円)などを提供する。「厳選生ウニの食べ比べ(2貫)」(3,000円)、「イカゲソ肝バター焼き」、「真蛸(まだこ)と大根の柔らか煮」(以上700円)、「天然白身のなめろう」(750円)、「煮穴子の炙(あぶ)り」(850円)、「寿司(すし)屋の甘い玉子焼き」(900円)、いぶりがっこ、もずく酢(以上500円)なども。

 ペアリングを薦める日本酒は、「【宮城】日高見」、「【宮城】あたごのまつ」、「【広島】寳劔」、「【奈良】みむろ杉」、「【岐阜】小左衛門」(以上、グラス120ミリ=700円、片口180ミリ=1,200円)、「【群馬】水芭蕉」(ボトル180ミリ=1,200円)などをそろえる。支配人の佐々木一慶さんは「日本酒は常時20種類以上を用意。常連さんも飽きが来ないように4・5銘柄を主軸とし、それ以外は毎回変更していく予定」と話す。

 アルコールメニューは、日本酒のほか生ビール、ウイスキー、サワー、焼酎、果実酒、赤ワイン、白ワイン、スパークリング、シャンパンなどを用意する。プレミアムアルコールフリー(650円)、ウーロン茶(500円)、「こだわり りんごジュース」(700円)、ゆずはちみつソーダ(600円)なども。メニューは仕入れにより変動する。想定客単価は、約1万円。

 ランチには、酢の物やお造り、カンパチの握り、サーモンの握り、生本マグロ、穴子巻き、トロたく巻き、おわん、玉などから構成される「おまかせランチコース」(5,500円)を用意する。

 「すし屋に入るとき身構えてしまう人が多いかもしれないが、笑顔や会話が自然と生まれるような親しみやすい空間づくりをしていきたい」と由迫さん。「日本酒は初心者にも試してもらえるようにアルコール度数が低い銘柄も用意している。ぜひフランクにペアリングを楽しんで」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時30分~24時で、アラカルトは21時から注文を受け付ける。月曜定休。新型コロナウイルス感染症の対策として、換気を徹底するほかスタッフはマスクを着用し、店内にはアクリル板を設置する。来店客には入店時の体温チェック、アルコール消毒をお願いする。

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