ママカフェ兼コワーキングスペース「ママプラスカフェ」(品川区北品川1、TEL 03-6712-9395)が、北品川駅近くの古民家群リノベーション施設「SHINAGAWA1930」C棟にオープンして1カ月がたった。運営はネスタ(新宿区)。
「SHINAGAWA1930」は1930年に建てられた5棟建ての古民家をリノベーションした複合施設。かつて「しながわ100景」に選出された。同施設内で3店舗目の出店。延べ床面積は約100平方メートル。
ママプラスカフェは、高円寺に続く2店舗目。店長の森田健吾さんは「当社は、母親向けの情報発信メディア『ママプラス』を運営するウェブマーケティングの会社。社員の一人が母親になった時、子どもと働ける場所がほしいと考えたことから、リアル店舗の運営に挑戦することになった」と話す。
店内は、乳幼児と一緒に過ごしやすいよう入り口で靴を脱ぐスタイル。1階には大きなぬいぐるみを置いたカフェスペース、キッズスペース、授乳スペース、オムツ替えスペースを用意する。2階の床は段差のない造りで、ベビーマッサージや親子ヨガ、歯固め作りワークショップなどのイベントを行う。Wi-Fi、電源利用もできる。プリンターの利用や登記は要相談。
利用料金は、ドリンクバー付きで大人(中学生以上)=980円/日、子ども=500円/日。ドリンクバーは、フルーツティーや有機ルイボスティーなどをそろえる。食事のオーダーまたはイベント参加で、大人の利用料金は500円/日になる。
フードメニューは、「低温調理自家製ローストビーフのパワーサラダ」(1,200円)や「玄米フィットチーネ ツナとほうれん草のレモンクリームチーズ」、「仔羊のコンフィステーキ」(以上1,300円)、「赤ワインでじっくり煮込んだデミグラスハンバーグ」など。
子ども向けには、リゾットや野菜、フルーツの「離乳食(中期・後期)」(330円)や「キッズハンバーグ」、「キッズパスタ」(550円)などのメニューを用意する。
デザートは、「ふわっとろっフレンチトースト」(480円)、「ガトーショコラ」、「バスク風チーズケーキ」(550円)など。メニューはアレルギー対応も可能で、内容は定期的に変更される。想定客単価は1,800~2,000円。
「コロナ禍でのオープンだったが、予想以上に多くの方の利用がある。ベビーから就学前のお子さん、きょうだい連れでの食事をしつつ、コワーキングスペースで作業する方もいる」と森田さん。今後の展望については、「近い月齢のお子さんを育てるママさん同士が知り合ったり、快適に過ごせたりする場所にしたい。徐々にコミュニティーを作っていければ」とほほ笑む。
営業時間は、10~15時、17~22時。日曜・月曜定休。現在、新型コロナウイルス感染症の対策として日中のみの短縮営業中。スタッフはマスクを着用し、店頭にアルコール消毒液を用意する。