韓国総菜デリ「FOODIES KOREA MARKET(フーディーズ コリア マーケット)目黒不動前」(品川区西五反田3、TEL 03-6417-3508)が東急目黒線不動前駅近く・かむろ坂下交差点にオープンして1カ月がたった。経営は飲食事業を手がけるE-MATE(新宿区)。
「FOODIES KOREA MARKET 目黒不動前」内観
同社が展開する韓国フライドチキンブランド「CRISPY CHIKIN n'TOMATO(クリスピーチキンアンドトマト)」に、新たに立ち上げたスンドゥブ「THE TOFU CENTER(ザトーフセンター)」、韓国総菜とストリートフード「123BUNSIK(ハナトゥルセブンシク)」を併設する新業態。コンセプトに「韓国の食文化をトータルでコーディネート」を掲げる。
同業態の出店は横浜・関内の「FOODIES KOREA」に続く2店舗目。「FOODIES KOREA」がイートイン利用を主とするのに対し、目黒不動前店はテイクアウトやデリバリー利用を想定する。店舗面積は約25坪。席数は5席。
開店の経緯について、同社広報の中田有香さんは「目黒や恵比寿が近く、トレンドに敏感で韓国の食文化が好きな人が多いエリアではないかと考えた。店内が見渡せて入りやすく、何を売っているかがよく見えるこの物件を見つけ、すぐに契約した」と話す。
フードメニューは総菜や主食、スナックなどをそろえる。フライドチキンはサクサクした衣の「クリスピーチキン」、唐揚げのような食感でソースを付けて食べる「やみつきチキン」、骨付きの「パリパリチキン」(以上ミニサイズ900円、ハーフサイズ1,800円、フルサイズ3,100円)の3種類。
チキンの味付けは、子どもでも食べられる甘辛さの「ヤンニョム」や、にんにくじょうゆの「ブラックアーリオ」、コチュジャンとマヨネーズを使う「コチュマヨ」、「ハニーマスタード」「ガーリックソイ」など。フライドチキンの味を2種類選べるミニ&ミニ(1,900円)、ハーフ&ハーフ(3,200円)のセットも。
そのほか、国産の豆腐と米を使い、自家製のタデギ(辛味調味料)で味付けした「濃厚スンドゥブ」(780円)、「牛プルコギスンドゥブ」(1,080円)、韓国風のり巻き「オリジナル野菜キンパ」(600円)や「牛肉プルコギキンパ」(660円)、「オリジナルトッポギ」(750円)、海鮮チヂミ(1,080円)、白菜キムチ(380円)、ナムル盛り合わせ(580円)、もっちりした生地でチーズを包んで揚げた「プリダチーズボール」(420円)、大根の酢漬け「チキンム」(150円)などを提供する。
ドリンクメニューは、「にっこりマッコリ」(880円)や梨ジュース(280円)など、韓国の酒やジュース、お茶をそろえる。
今後について「店の周りにはオフィスが多く、社食代わりに福利厚生の一環としてランチタイムに届けるような仕組みを考えたい」と中田さん。「韓国料理はどこで買っても量が多く、少量をテイクアウトできる店は少ない印象がある。FOODIES KOREA MARKETは本場の料理を気軽に買える、日常に溶け込むブランドにしたい」と話す。
営業時間は11時~23時。新型コロナウイルス感染症対策として、スタッフはマスクを着用し、アルコール消毒液を設置して、店内を換気する。