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新馬場・本照寺で火曜限定の「みろくカフェ」 学生の卒業研究で実現

左から、「みろくカフェ」運営に関わる和田富士子さん、片岡久美子さん、塚田団樹さん

左から、「みろくカフェ」運営に関わる和田富士子さん、片岡久美子さん、塚田団樹さん

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 コミュニティーカフェ「みろくカフェ」の開催が京急本線新馬場駅近くの本照寺(品川区北品川2)に隣接する「寺子屋みろく」で始まり2カ月がたつ。

「寺子屋みろく」外観

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 「寺子屋みろく」は、本照寺が運営する2階建てのレンタルスペース。住職や弟子の居住空間だった庫裏をリノベーションして活用する。アイランドキッチンのほか茶室としても使える和室を備え、地域のイベントなどに貸し出している。2014(平成26)年に本照寺を継いで以来、より地域に開かれた寺にしたいと考えてきた住職の塚田団樹さんが、2022年4月に開設した。

 塚田さんが本照寺そばで運営するゲストハウス「蓮華荘」の立ち上げ時に知り合った旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会の和田富士子さんが、「寺子屋みろく」のリノベーション企画に加わった。塚田さんは「庫裏は老朽化が激しく、自分が住むにしてもそうでないにしても手を入れなければいけない状態だった。ならば地域の人が活用できる場所にしたいと思った」と振り返る。

 「みろくカフェ」は、清泉女子大学研究生の片岡久美子さんが卒業研究の一環として立ち上げたプロジェクト。「在学中のフィールドワークで品川宿の商店街にインタビューし、都会でありながらも人と人とのつながりがある点に魅力を感じていた」と片岡さん。学生など、若者の居場所を品川宿に作りたいとまちづくり協議会に相談し、「寺子屋みろく」を活用してのカフェ開設にこぎ着けたという。

 同カフェは、仕事や勉強、読書、ランチ、昼寝、暇つぶしなど、自由な使い方で誰でも利用できる。電源とWi-Fiを備え、「品川宿ブレンドコーヒー」やお茶、お菓子などを提供する。飲食物の持ち込みもできる。

 「寺子屋みろく」「みろくカフェ」の今後については、「特に使い方を限定していないが、寺子屋なのでお稽古事や学びのイベントを増やしていきたい」と塚田さん。和田さんは「つながりを生むためには開かれた状態であることが必要。たまたま立ち寄ってくれる人が少しずつ増えてきているので、コミュニティーの場として継続していけたら」と話す。

 「みろくカフェ」の開催時間は火曜=10時~18時。料金は、1時間以内=500円、2~4時間=1,000円、4時間以上=1,500円。「寺子屋みろく」の営業時間は8時~20時。

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