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大井町にダイニングバー「コレル」 コロナ禍で卸先が減った生産者を応援

店長の七ツ役幸菜さん(中央)とスタッフ

店長の七ツ役幸菜さん(中央)とスタッフ

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 カジュアルダイニングバー「KORERU(コレル)」(品川区南品川6、TEL 03-6433-0565)が大井町にオープンして2カ月がたった。経営はコレシェア(同)。

「KORERU」外観

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 「洋装とおしゃれの店ヤマキ」跡を改装して利用する。入り口足元の特徴的なタイルは、前店舗で使っていたものを残した。店舗面積は8坪。席数はカウンター=7席、テーブル=8席。

 コンセプトは「コレクト(収集)型の飲食店」。店名の由来は、飲んでいるときに「今から、来れる?」と友達を呼ぶシーンから着想を得たという。

 店長の七ツ役幸菜さんは「コロナ禍で卸先が減ってしまった生産者がいる実情を知った。全国からおいしい食材や加工品を仕入れ、当店でアレンジメニューとして提供することで、お客さまが生産者の思いを知る機会をつくっていきたい」と話す。

 注文はテーブルのQRコードからモバイルオーダーで受け付ける。支払いはキャッシュレス決済のみ。

 メニューは、「初代ネギ師」を名乗る山形県のネギ農家・清水寅さんが監修した「生姜(しょうが)たっぷり水餃子(ぎょうざ)」(640円)、「麺也時しらず」(大井1)のチャーシューをローストポークにアレンジした「ローストポークユッケ」、「京都丹波黒鶏の燻製(くんせい)生ハム(いくら添え)」(以上590円)、「大分県宇佐の鶏ももから揚げ」(740円)、「オマール海老(えび)と蟹(かに)のクリームコロッケ」(1個=290円)、群馬県のご当地パスタ「ベスビオ」のソースを使った「魚介の旨味(うまみ)たっぷりベスビオソースパスタ」、「群馬上州牛とごぼうのボロネーゼパスタ」(以上790円)などを用意する。

 「一番人気のひき肉を入れた特製の『タコスポテトサラダ』(590円)は、スパイシーながら辛すぎない味にした。フライドオニオンのサクサクした食感とバナーであぶったとろけるチーズが、お酒のおつまみにぴったり」と七ツ役さん。

 ドリンクメニューは、「ハートランド」(630円)、「常陸野ネストビール(ホワイトエール)」(850円)、「やばいやばいストロングベアードビール(スコッチエール)」(990円)、「レモンサワー(りすイエロー)」「博多いちじくサワー」(以上550円)、「白州ハイボール」(890円)、「金の抹茶ハイ」(500円)のほか、日本酒「フィンランド夢名酒」(990円)、ワイン「ガゼラ」(690円)、ソフトドリンク「知覧にっぽん紅茶」(440円)などを用意する。客単価は3,000円。

 「料理もドリンクも、全国各地に実際に足を運んで確かめ、本当に気に入ったものしか出さないようにしている」と七ツ役さん。今後の展望について、「子連れの人が気を使わずに入れる親子向けの飲食店をオープンできたら。いろいろな人が生きやすく、優しい世界になるように、飲食店を通じて貢献したい」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~23時。水曜・日曜・祝日定休。

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