「五反田モルック大会2023」が2月26日、品川区立日野学園グラウンド(品川区東五反田2)で2年越しに初開催される。
主催は五反田駅前商店会(東五反田1)。企画運営は、ヴィクサス(西五反田2)とVIXAGE(同)、ヴィックスコミュニケーションズ(同)、五反田エリアのポータルサイト「ゴタンダスタイル」。協力はザ・森東(西五反田1)や五反田モルック協会など。後援は品川区や一般社団法人五反田バレー(東五反田5)など。
同大会は「モルックで五反田を元気に。」をコンセプトに、五反田エリアの活性化とフィンランド発祥のスポーツ「モルック」の普及を目的に開く。2021年3月に初開催の予定だったが、緊急事態宣言を受け、2度の延期の末に中止となっていた。
中止から今回の開催までの経緯について、広報担当社の都留沙織さんは「開催直前での延期・中止は、状況的に仕方なかったとはいえ運営側としては落ち込んだ。しかし、参加予定だった人々から励ましてもらい、2年越しの開催にこぎ着けた」と話す。今大会に向けて、有志が五反田で不定期のモルック練習会も開いてきたという。
モルックは、木製の棒(モルック)を1から12までの数字を記した木製ピン(スキットル)に投げ、複数チーム対抗で点数を競うゲーム。スキットルを複数本倒した場合は倒した本数が、1本のみ倒すとスキットルに書かれた数字が得点となる。
今大会は3または4人で1チームを組んでもらう。総得点数による勝ち抜き戦で「初代五反田モルックチャンピオン」を決める。優勝チームには、五反田商店街PR大使を務めるお笑いコンビ「さらば青春の光」メンバーの森田哲矢さんとのスペシャルマッチに挑戦できる権利を与える。
当日は、約100件の応募から抽選で選んだ五反田周辺の企業・団体24チームが出場。チームの顔ぶれは、五反田バレー所在企業や地元商店街、森田さんのファングループなど。都留さんは「応募件数の多さや大会公式SNSなどでの反響の大きさから、2年前と比べて、モルックの認知度も向上しているのを感じる。今大会は初心者から世界大会出場経験者まで、さまざまなモルック歴のチームがエントリーしている」と話す。
当日は、日本ユニバーサルモルック協会会長の山口順さんによる小中学生向けのモルック体験会も実施。現在、参加者を募集している。申し込みは五反田モルック大会ホームページから受け付ける。
都留さんは「次も参加したいと思えるような大会運営を目指す。開催回数を重ね、将来的には大会規模を大きくしていきたい」と意欲をみせる。
開催時間は9時~15時。モルック体験会は10時開始で、午後には勝ち抜き戦で敗退したチームとの練習試合も予定する。いずれも観覧は、大会参加者および関係者のみ。