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荏原中延に食堂酒場「タマノウチ」 玉城一家が経営、沖縄料理も

店主の玉城拓海さん

店主の玉城拓海さん

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 食堂酒場「ごはんとお酒と、タマノウチ」(品川区中延2、TEL 03-6421-6383)が荏原中延駅前の商店街「サンモールえばら」にオープンして1カ月がたった。経営はmagmy(マグミー、東中延1)。

「ごはんとお酒と、タマノウチ」ロゴは玉城さん一家の飼い猫がモデル

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 居酒屋「自然旬彩 ふきの灯(とう)」跡を改装して利用する。席数は、テーブル席=15席、カウンター=6席。店舗面積は約16坪。店頭にテイクアウト商品を受け渡す窓口を設け、木工の内装で温かい雰囲気を演出したという。今年閉店した近隣の「洋食 ふじかわ」(東中延1)から掛け時計を、居酒屋「へのへのもへじ」から食器を譲り受けて使う。

 同店は、店主の玉城拓海さんが両親や姉と共に経営する。玉城さんの両親は30年以上、荏原中延エリアで居酒屋「養老乃瀧」を営んでいたが、2021年に立ち退きのため閉店。旗の台の商店街に料理店「kukuru゜」(旗の台3)をオープンした。

 玉城さんは「地域の方から戻ってきてほしいという声を頂いており、私たち一家もまた、荏原中延で店を開きたいと考えていた。移転先の物件が決まり、より自分たちらしさを大事にして店名を変えた」と話す。

 店名は「玉城(家)のおうち」を短くしたもので、「家族が食卓を丸く囲んで団らんするような温かい場所になれれば」という思いを込める。

 家庭料理を中心に、「本日の鮮魚」(時価)やしょうゆこうじの唐揚げ(580円)、「餅チーズハムカツ」(460円)、だし巻き卵(470円)などを提供する。新店では、串焼き(150円~)や焼き魚(480円~)、ピザ(520円~)などのメニューを増やしたという。玉城さんの父が沖縄出身であることから、「ゴーヤチャンプルー」(720円)、「ラフテー」(750円)、「もずくの天ぷら」(480円)などの沖縄料理も用意する。単品料理に、白米と漬物、もずくみそ汁を追加する「定食セット」(350円)も。

 ドリンクメニューは、ビール(中生=580円)、オリオンビール(瓶=680円)、角ハイボール(480円)、温かい梅こんぶ茶割り(440円)、サワー(440円~)、泡盛ハイボール(580円)、焼酎(グラス=440円~、ボトル=2300円~)、日本酒(480円~)などをそろえる。

 「前店の『kukuru゜』は、縁あって紹介いただいた沖縄出身の方に引き継ぐことができた」と玉城さん。「幼い頃の自分と姉は、両親の店の常連さんたちに『大きくなったね』と声をかけられながら荏原中延で育ってきた。自分たちらしい緩やかな雰囲気を大切に、この店がお客さんの帰ってこられる家のような場所になれたら」と話す。

 営業時間は11時30分~14時、17時~22時(ランチは5月中旬に開始予定)。木曜定休。

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