食べる

戸越銀座に坂井市のアンテナショップ復活 北陸新幹線延伸控え特産品アピール

「坂井市アンテナショップ」の外観

「坂井市アンテナショップ」の外観

  • 31

  •  

 「坂井市アンテナショップ」(品川区平塚3、TEL 03-6426-1020)が4月28日、戸越銀座商店街商栄会ゾーンに移転・復活オープンした。運営は福井県坂井市。

坂井市の特産品や地酒をそろえる

[広告]

 坂井市は2016(平成28)年8月、戸越銀座商店街に地元の特産品を販売するアンテナショップをオープン。品川区と交流を重ね、2019年には「特別区全国連携プロジェクト」に基づいて連携協定を締結した。

 その後、建物が手狭だったことや将来的な機能強化を理由に2022年2月、同アンテナショップを一時閉店。約1年後、旧店舗から約300メートル離れた現在地に移転オープンした。新店舗の店舗面積は18坪で、前店の約2.5倍。購入した商品やイートインメニューを食べるスペースを新設した。席数はカウンター3席。

 グランドオープン初日の式典では、坂井市出身で女優・モデルの高橋愛さんがアンテナショップの愛称「KINENO(きねの)」を発表。福井の方言で「来てね」「いらっしゃい」の意味で、品川区民からの公募で決定した。

 販売商品は、「天ちゃん甘えび一本凍結」「天ちゃんがさえび一本凍結」(以上2,700円)、「元祖焼き鯖寿司(さばずし)」(1,404円)、福井銘菓の「五月ヶ瀬(さつきがせ)」(950円)、「谷口屋の油あげごはんセット」(700円)など。坂井市観光交流課の栗田ゆうこさんは「海産物は足が早く、これまでは都内で販売するのが難しかった。当店では地元業者の協力の下、取れたものを即冷凍して送ってもらっている」と話す。今後は季節限定商品の販売も計画し、越前ガニや水ようかんなども販売する予定だという。

 イートインメニューは、抹茶のフォンダンショコラ、バウムクーヘン「バウマダム」と「バウムッシュ」の食べ比べ(以上400円)、コーヒー、紅茶(以上200円)、梨ジュース(450円)、「木田ちそソーダ」「越前ジンジャーソーダ」(以上500円)、抹茶ミルク(400円)などをそろえる。

 「移転した新店舗も、引き続き坂井市を知っていただくきっかけになれば。スタッフが商品説明などでコミュニケーションを取りつつ、坂井市の魅力を伝えたい」と栗田さん。「2024年3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸開業することもあり、今後は情報発信の強化や坂井市への旅行プランの提案などを視野に入れたい」と意気込む。

 営業時間は10時30分~19時。イートインメニューの提供時間は11時30分~17時30分。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース