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大井町に立ち飲みクラフトビール店「カナルブルーイング」 30種類超を用意

店主の濱口恵さん

店主の濱口恵さん

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 クラフトビール店「Canal brewing(カナル ブルーイング)」(品川区大井1)が5月24日、JR大井町駅近くにオープンした。経営はKraft Beer(クラフトビア、同)

カウンター下の冷蔵庫にあるクラフトビール

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 居酒屋跡を改装して利用する。全席スタンディングで、路面沿いには大きなガラス張りのドアと窓を設置し、ビールを楽しむ様子が外から見えるようにした。店舗面積は7坪、定員は約20人。

 店内は、正面カウンター席から見える位置にビールタップを並べ、視覚的にもビールを楽しめるよう工夫した。客がビールの写真をスマホでうまく撮れるよう、壁紙をシックなグレーに統一し、影が極力映らないよう照明の位置を調整。店内のスピーカーは有線で接続し、ミキサーを使って音質にもこだわる。

 開店の経緯として、店主の濱口恵さんは「8年ほど前にアメリカのロサンゼルスで飲んだクラフトビールに感銘を受け、このおいしさをみんなに知ってほしいと思った。大井町は私の地元で、日本初のビール工場があったともいわれているので、このエリアでクラフトビール店を開くことに決めた」と話す。店名は、大井地区に流れる勝島運河に由来する。

 同店は、濱口さんが選んだ国内のクラフトビールを常時30種類以上そろえる。タップから提供するたる生ビールは最大10種類。グラスは「SS(148ミリ)」「スモール(296ミリ)」「レギュラー(384ミリ)」「ラージ(473ミリ)」の4種類を用意し、少量ずつでも楽しめるようにした。「クラフトビールの流行は移り変わりが激しい。売り切れたらもう飲めなくなるビールもあるので、機会を逃さないよう、いろんな種類を飲んでみてほしい」と濱口さん。

 クラフトビールのメニューは「ウエストコーストブリューイング ヴェルスター」「オープンエアブリューイング ザ・ラスト・ジェダイピーエー」(以上560円~)、「うちゅうブリューイング バブルネビュラ」(730円~)、「志賀高原ビール 1st IPA」(550円~)、「オープンエアブリューイング オープンエアーアイピーエー」(1,120円)など。

 ソフトドリンクは、「コカ・コーラ」「ウーロン茶」「ペリエ」(以上440円)など。フードメニューは、「ナッツ盛り合わせ」「チップス盛り合わせ」(以上770円)、「おつまみ盛り合わせ」(1,155円)のほか、「ミックスナッツ」「ジャイアントコーン」「ポテトチップス」「塩バナナチップス」「燻製(くんせい)チーズ」「ピクルス」(以上440円)を用意する。

 今後はビールの小売業や自社ブランドのビール醸造も視野に入れ、大井町からクラフトビールの魅力を広く伝えていきたいという濱口さん。「ほかの店ではなかなか飲めないクラフトビールをそろえている。クラフトビールに詳しくなくても全く問題ないので、肩肘張らずにふらっと立ち寄ってほしい」とほほ笑む。

 営業時間は18時~22時。

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