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武蔵小山に「パン商店MAS」 イタリアンとすしの材料使った総菜パン開発

「パン商店MAS」を経営する「マスダストア」社長の増田大典さん

「パン商店MAS」を経営する「マスダストア」社長の増田大典さん

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 ベーカリー「パン商店MAS」(品川区小山2、TEL 03-6426-1167)が武蔵小山駅近くにオープンして1カ月がたった。経営はマスダストア(同)。

「パン商店MAS」店内

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 同店は「イタリアン食堂MAS」、「寿司(すし)とmas」(同)の系列店で、初のベーカリー業態。武蔵小山駅近くに出店する2店舗の間に位置し、系列3店が同じ通りで営業する。倉庫跡を全面改装し、壁の色をグレーに統一して清潔感を出したという。店舗面積は30坪。今月中にイートイン営業を始める予定。席数は12席。

 社長の増田大典さんは学生時代を含め、飲食業界で20年間働いてきたという。「働いている人の頑張りが伝わる、人間味のある店を作りたい」と独立し、2020年、生活圏内である武蔵小山に「イタリアン食堂MAS」をオープンした。ベーカリーの開店の経緯について、増田さんは「社員に長く居てほしいという思いから、系列店とは勤務時間帯が異なるベーカリー業態を立ち上げ、働き方の選択肢を増やしたかった」と話す。

 系列店と連携し、イタリアンやすし店の材料を使った総菜パンを開発した。低温調理したローストビーフを使った「ローストビーフサンド」(450円)や、鶏むね肉を低温調理しゴマとサンショウであえた「蒸し鶏と香味野菜サンド」(350円)、すし店の大将手作りのカレーにガリを入れた「寿司屋大将のカレーパン」(250円)など。「クロワッサン」(250円)や「パン・オ・ショコラ」(300円)、「メロンパン」(200円)、「3色揚げパン」(280円)といった定番のパンもそろえ、全部で40種類ほど用意する。イートインの開始後に、コーヒーやジュースなどドリンクを販売する。

 「朝パンを食べて、お昼にイタリアンやすしを食べに来るなど、地域住民の生活の一部になれるような店に育てていきたい。店のスタッフに会いに来たいと思ってもらえるよう、コミュニケーションを大切にしていく」と増田さん。「この通りを、武蔵小山商店街パルムに負けないくらい人でにぎわう場所にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は8時~19時。月曜・火曜定休。

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