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不動前にパンナコッタ専門店「イハナ」 喜界島産の純黒糖を使う、手土産にも

社長の橋村真澄さん(右)と、スタッフの高橋洋樹さん

社長の橋村真澄さん(右)と、スタッフの高橋洋樹さん

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 パンナコッタ専門店「ihana(イハナ)」(品川区西五反田5)が2月5日、不動前駅近くにオープンした。経営はレンタルキッチンスペースを運営するセルヴァ(品川区大崎1)。

「ihana」外観

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 弁当店「たらふく 不動前店」跡を改装して利用する。店舗面積は約4坪。店名はフィンランド語で「かわいい」という意味で、店舗のカラーは北欧のイメージを意識した優しく控えめなブルーで統一した。

 社長の橋村真澄さんは、出店の経緯について「別会社で不動産業を営んでおり、自分がこの物件を担当していた。不動前はファミリーや1人暮らしなどいろんな人が住んでいて、人柄が優しく温かい街だという印象があった。前店舗の退去を知り、以前から構想していたパンナコッタ専門店をここで開こうと決めた」と話す。

 商品をパンナコッタに決めた理由は、橋村さんが以前訪ねたレストランでデザートのパンナコッタの味に感動し、「このおいしさをもっと広めたいと思った」からだという。同店のオーナーシェフだった阿部朋憲さんが「ihana」のパンナコッタを監修する。阿部さんは「旅する料理人」をテーマに日本各地を訪れ、そこで出合った食材を使う料理に取り組んでいる。

 看板メニューの「純黒糖パンナコッタ」は、阿部さんがセレクトした鹿児島県喜界島産の純黒糖を使う。「まろやかで、引っかかりのない優しい味」と説明するのは、同店スタッフの高橋洋樹さん。そのほか、「珈琲(コーヒー)パンナコッタ」「抹茶パンナコッタ」「アーモンドパンナコッタ」「ほうじ茶パンナコッタ」(以上660円)、「苺(いちご)のパンナコッタ」(880円)の計6種類をそろえる。

 パンナコッタは店内で調理し、アレルギーに配慮して原材料に卵を使わない。瓶の一つ一つにリボンをかけ、「手土産にもなるように、見た目の華やかさを大切にした」と高橋さん。

 橋村さんは「オープンから間もないが、すでに何度も買いに来てくれる人がいてうれしい。今後は、通信販売の開始や季節の食材を使ったメニューの追加を考えている」と話す。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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